トゲトゲした幹が特徴的な「サイカチ」は、マメ科ジャケツイバラ亜科「サイカチ」属の落葉樹です。
国内では中部地方以西、四国、九州、海外では中国、朝鮮半島に分布し、山野や河原に自生がみられる他、栽培もされます。
淡い黄緑の花を多数付け、花期は5月から6月です。
今回は、「サイカチ」の花言葉について解説します。
「サイカチ」の花言葉
「壮大」「見かけによらず」があります。
悪い意味にも良い意味にもなるため、人に贈る時はきちんと意図を伝えましょう。
裏読みして悪く考える人には合いません。
「壮大」
20mに達する樹木の姿や、樹齢数百年に達した巨木なども存在することからイメージしやすい花言葉です。
常識の殻を破る大きな発想ができる友人や同僚に贈るのに向く花言葉です。
地図に残る仕事である建設業や、宇宙開発などに従事する人にも合います。
最近どうも考えが狭くなっていると考えた時は、「サイカチ」の画像をスマホの待ち受けにしてみても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、身体の大きさにコンプレックスを持つ人です。
「こんな事ぐらい」と思うとしたら間違っています。
コンプレックスというのは、それまでの人生で他人や自分自身によって言われ続けていたものが積み上がった末のものです。
あなたの一言で、臨界点を超える可能性があると考えましょう。
「見かけによらず」
「サイカチ」は、遠目には大きく鷹揚に見えますが、近付けばトゲだらけで何者も拒絶しそうです。
ところが、幹は木材として利用でき、豆の莢は石鹸になり、豆は生薬として利用できる他、子供のおもちゃにもなります。
そんな様子から想像できる花言葉です。
見かけはぼんやりしていても、試合になると実力を発揮するチームメイトや、派手な服装なのに振る舞いは生真面目な友人などに贈るのに向く花言葉です。
中が見えないフルーツ大福の宣伝イメージにしたり、コンパクトなのに大出力の携帯バッテリーのデザインに使うのも良いでしょう。
現状のイメージを打ち破れるよう努力を始めるきっかけとして、庭に植える事もできます。
この花言葉は、マイナスの意味でも合いますが、相手との良好な関係を保ちたいなら使うのは止めましょう。
積極的に攻撃する必要がある場合以外は、単に距離を取るだけにしましょう。
敵は増やしても良い事はありません。
「サイカチ」の豆知識
「サイカチ」は「皀莢」「梍」と書き、別名はカワラフジノキと言います。
「サイカチ」の名は「サイ(白の下に十)角子」(さいかくし)という生薬名が元になっています。
「サイ」が黒を、「カク」が莢を表し、完熟した「サイカチ」の実が黒く見える事から付いたものです。
まとめ
通勤途中などに「サイカチ」を見ても、あまり気に留めないかも知れません。
花言葉を知り、興味を深めれば、花の時期に気付く事も出来るでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。