「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花言葉とは? 花言葉

「ミヤコワスレ(都忘れ)」という花をご存じですか。

別名「野春菊(ノシュンギク)」「東菊(アズマギク)」とも呼ばれる、東アジア原産のキク科ミヤマヨメナ属の多年草です。

紫や青、ピンクの楚々とした花を咲かせ、古くから日本人に愛されてきました。

今回はそんな「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花言葉について詳しく見ていきましょう。

「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花言葉「しばしの慰め」

「ミヤコワスレ(都忘れ)」という名前は、鎌倉時代の順徳天皇が承久の乱に敗れ、佐渡に流されたことから来ています。

和歌を愛した順徳天皇は配流された先で「いかにして契りおきけむ白菊を都忘れと名づくるも憂し」という歌を詠んで都をしのんだと伝えられています。

絶望と悲しみの心を幾ばくか慰めた「ミヤコワスレ」は、決して派手な花ではありませんが見ているとほっとするようなたたずまいを持つ花です。

「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花言葉「しばしの別れ」

「ミヤコワスレ(都忘れ)」のふたつめの花言葉は「しばしの別れ」です。

これも上記の順徳天皇の遠流から来ています。

順徳天皇はその後、絶望のあまり食を絶ち自らの命を散らしてしまいましたが、ご遺骨は翌年焦がれた京へ戻ることができたと言います。

贈り物にするには少し寂しい花言葉ですが、誰かの面影をしのぶとき、「ミヤコワスレ(都忘れ)」の落ち着いた花はきっとあなたの気持ちに寄り添ってくれるはずです。

「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花言葉「忘れえぬ人」

「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花言葉には「忘れえぬ人」という花言葉もあります。

清楚で控えめな「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花の色は美しい思い出にふさわしい色と言えます。

再開のひと時を飾る花束としてアレンジメントに加えてみてはいかがでしょうか。

「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花言葉「穏やかさ」

「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花は名前の由来から別離のイメージが多いですが、「穏やかさ」という素敵な花言葉も付いています。

心の落ち着くような花色が多いので、心が忙しくなる時は「ミヤコワスレ」を飾っていつもの自分を取り戻してみましょう。

まとめ

「ミヤコワスレ(都忘れ)」の花は野菊に似てすっきりとした印象です。

春から初夏に花を付ける「ミヤコワスレ」を是非お手元で育ててみませんか。

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