「コメツブウマゴヤシ」はマメ科ウマゴヤシ属の一年草または、越年草です。
ヨーロッパ原産で、全世界に広まった植物で、日本でも江戸時代に牧草として日本へ渡来後帰化しています。
牧草地の他、空き地や道端、海岸などに生育します。
黄色く小さい花が集まって咲き、花期は5月から7月です。
今回は、「コメツブウマゴヤシ」の花言葉について解説します。
「コメツブウマゴヤシ」の花言葉
「小さな秘密」です。
雑草として他に紛れつつ、小さな実を付ける様子からイメージ出来る花言葉です。
ちょっとした秘密を共有している友人や、他に知られずに交際している恋人などと贈り合うのに向く花言葉です。
卓上金庫の販売サイトや、日記帳のデザインなどにも使えます。
誰かに伝えられない事がある時、部屋に飾って改めて言うべきか考えてみるのも良いでしょう。
この花言葉が向いていないのは、秘密を知るような間柄ではない、関係の薄い相手です。
「何の事だろう」と不思議に思われるだけです。
恋愛のニュアンスも伴うため、異性に対して前置き無しにおくると、誤解を与える可能性があります。
また、深刻な秘密を共有している場合についても、「ふざけるな」と怒られるでしょう。
「コメツブウマゴヤシ」の豆知識
「コメツブウマゴヤシ」は漢字で「米粒馬肥」または「米粒苜蓿」と書きます。
ウマゴヤシは「シロツメクサ」の別名とされる事があり、「コメツブツメクサ」という植物が存在します。
このため、「コメツブウマゴヤシ」と「コメツブツメクサ」が同一種類の別名と勘違いされる事がありますが、別の種類の植物です。
さて、「コメツブウマゴヤシ」は、ウマゴヤシの種類の中で米粒のような実を付けるという性質から付いたものです。
その名の通り、「コメツブウマゴヤシ」の実は、籾のような粒がひとかたまりになった姿をしています。
牧草として移入した経緯から分かる通り、馬の餌としても利用可能です。
ウサギも喜んで食べるようで、毒はないようですが人間の食用には適していません。
別名を「ブラック・メディック」(黒い医者)と言いますが、ウマゴヤシ属の学名の「メディカゴ」には「医薬」の意味と、「メディア王国」の意味があり、恐らく前者の「医薬」の意味で付けたものと考えられます。
「コメツブウマゴヤシ」に薬効は認められていませんが、ムラサキウマゴヤシのスプラウトは病後の滋養などに役立つと言われており、その辺りからウマゴヤシのイメージになったのでしょう。
まとめ
「コメツブウマゴヤシ」は、雑草に紛れがちですが花や実の可愛らしい植物です。
花言葉を知っていれば、それに気づき楽しむ事が出来るでしょう。
風景の彩りを増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。