鮮やかな黄色い花が特徴的な「キレンゲショウマ」はアジサイ科(旧ユキノシタ科)「キレンゲショウマ」属の多年草です。
本州、四国、九州の一部に分布し、ブナ林の中や湿り気のある石灰岩台地に生育します。
7月から8月が花期です。
今回は、「キレンゲショウマ」の花言葉について解説します。
「キレンゲショウマ」の花言葉
「幸せを得る」があります。
花の黄色は黄金にも通じる明るく幸せと結び付きやすい色ですが、これに手を思わせる葉が合わさって、はっきりと幸せを掴むイメージになります。
伴侶や望む仕事などを得られた友人に贈るのも良いですし、まだ得ていない相手に贈り今後訪れる幸せを願うのも良いでしょう。
恋人や配偶者同士で贈り合うのも素敵です。
ウエディング関連会社の敷地で育て、シンボルにする事もできます。
宝くじのデザインにしても合いそうです。
スマホの壁紙にして、開運の験担ぎにするのも良いでしょう。
誰にでも向いていそうな花言葉ですが、向いていない場合も存在します。
離婚直後や病気発覚して間がなく、まだ心の折り合いが付けられていない時は、未来に期待が持てず、慰めの言葉も受け入れる余裕がありません。
抑鬱状態の人にとっては、幸せを得ていない事を、責め立てられているかのように感じられてしまうでしょう。
「キレンゲショウマ」の豆知識
「キレンゲショウマ」は漢字で「黄蓮華升麻」と書きます。
黄色いレンゲショウマ(蓮華升麻)の意味ですが、レンゲショウマはキンポウゲ科に属し、アジサイ科の「キレンゲショウマ」とは別の品種です。
実際、花の形を見ても、下を向いているという部分以外は、大した共通点はなく、葉っぱの形もまるで違います。
レンゲショウマの語源を辿ると、葉がサラシナショウマ、花が蓮(蓮華)に似ている事から付いたものだそうです。
つまり、「キレンゲショウマ」は、レンゲショウマにもサラシナショウマにもレンゲにも似ていないという、改造を重ねて元のパーツがなくなった船のような名前なのです。
「キレンゲショウマ」を世に知らしめたものの1つが、1998年発表の小説『天涯の花』かも知れません。
テレビドラマの他、舞台演劇にもなっています。
まとめ
「キレンゲショウマ」は見かける機会の少なくなった花です。
花言葉を知っていれば、出会いの感動がより増すでしょう。
花をより好ましく感じられる花言葉を、是非心に留め置いて下さい。