「キクバクワガタ」という花をご存知でしょうか。
「キクバクワガタ」は、北海道に多く自生している、ゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草です。
今回は「キクバクワガタ」の花言葉や名前の由来について、詳しく見ていきましょう。
「キクバクワガタ」の花言葉
様々な色の花を咲かせる「キクバクワガタ」らしい、2つの花言葉をご紹介します。
「純潔」
「キクバクワガタ」の花の主な色は、薄紫・ピンク・白の3種類です。
その中で、真っ白い色をした「キクバクワガタ」の花の様子が、「純潔」の由来と言われています。
いくつもの花が縦に連なって咲くのですが、そのけがれのない真っ白な美しい姿は、見るものに癒しを与えてくれます。
「多才な人」
様々な色の花を咲かせる「キクバクワガタ」の姿は、まさに「多才な人」を感じさせます。
花の形にも特徴があり、花の中心から雄しべがグンと突き出ている様子は、才能を開花させているかのようにも見えます。
「キクバクワガタ」は、高山などに多く自生している植物ですが、自宅で育てる事もできます。
美術や音楽などの芸術を学ばれている方への、プレゼントにもおすすめです。
「キクバクワガタ」の名前の由来
葉の形が、「菊の葉」の形に似ていることと、花の中心から突き出ている雄しべが、兜の角の飾りである「鍬形(クワガタ)」に似ていることが由来となり、「キクバクワガタ」という名前がつきました。
「クワガタ」と聞くと、虫のクワガタをイメージする方も多いと思いますが、虫のクワガタではなく、兜の飾りである鍬形が由来となっています。
「キクバクワガタ」の豆知識
「キクバクワガタ」を観察したいという方は、北海道が観察スポットであることを覚えておくと良いです。
「キクバクワガタ」が自生する場所は、北海道の高山などの寒い所です。
特に、北海道の知床や礼文島で、「キクバクワガタ」が咲いていたという話をよく耳にします。
開花の時期は5~8月頃なので、その頃に北海道で「キクバクワガタ」に出会うことができるかもしれません。
都心などの平地では、中々見ることができない「キクバクワガタ」ですが、苗を購入すれば自宅で育てる事もできます。
まとめ
「キクバクワガタ」は、様々な色の花を楽しませてくれる植物です。
美しい見た目をしていますが、寒い場所に強く、丈夫な花でもあります。
もしもどこかで「キクバクワガタ」を見かけた時は、多才で純潔な姿をゆっくり観察してみてください。