カンスゲはカヤツリグサ科スゲ属の多年草です。
本州、四国、九州山間部の水辺に見られ、時に群生します。
冬も葉を付けている事から寒菅(カンスゲ)の名が付きました。
別名にカンススキとも言い、4月頃に花穂をつけます。
今回は、カンスゲの花言葉について解説します。
「カンスゲ」の花言葉
「自重」「物静か」「諦め」があります。
同属であるスゲの花言葉とも重複します。
良い意味もある花言葉も含みますが、狭い範囲の言葉のため人を選びます。
「自重」
葉のトゲから、調子に乗って触ると怪我をしそうなイメージは伝わります。
控えめな花からも連想しやすい花言葉です。
調子に乗りやすい友達や子供に贈るのに向いていますが、ある程度関係性が出来上がっていないと、反発心を抱かれてしまうでしょう。
部屋に飾れば、時に自分が調子に乗りすぎていないか、見つめ直すきっかけになります。
向いていないのは、引っ込み思案が過ぎる人です。
既に自重し過ぎているので、自重をより推し進める必要はありません。
注意のきっかけにするなら、良いでしょう。
「物静か」
カンスゲが寒さに耐え、青い葉をつける様子から付きました。
静かに実績を上げる同僚などに向く花言葉です。
動作音が静かな電化製品や防音素材などの商品イメージとしても利用出来ます。
スマホの待ち受けにして、自分が騒ぎすぎていないかチェックのタイミングにするのも良いでしょう。
「諦め」
花穂がススキやオギほど立派で印象的ではない事から、立派な花を付けたかったけれど諦めた、そんなイメージの花言葉です。
けれど、カンスゲは笠などの素材として重要だった植物であり、一概に諦めきっているとは言えないかも知れません。
夢を追い挫折しかけている才能ある友人に対して、叱咤の意味で贈るのが合っています。
惰性で資格試験を受け続けているような人に、見切りをつける忠告の意味で贈るのも良いでしょう。
失恋後、どうしても気持ちが残っている時に、部屋に飾って吹っ切るきっかけにもできます。
向いていないのは、何かを成し遂げて立派にやっており、特に諦める必要がない人です。
そのような人に贈っても怪訝な顔をされるだけでしょう。
まとめ
カンスゲは冬にも緑が美しい草です。
花言葉を知っていれば、より趣深く眺められるでしょう。
風景に風情を足してくれる花言葉を是非参考にして下さい。
