「イトバショウ」は、バショウ科バショウ属の多年草です。
熱帯アジア原産で、日本では南西諸島に帰化しています。
花は赤からえび茶で、その後出来る果実は食べられますが、種は多めです。
今回は、「イトバショウ」の花言葉について解説します。
「イトバショウ」の花言葉
「燃える思い」「情熱」「装飾」です。
良い意味の言葉が揃い、贈り物に向きます。
切り花として利用するような花ではありませんが、画像として贈ったり、素材にした製品の形で贈る事はできます。
「燃える思い」
「イトバショウ」には、「ムサ・リュウキュウネンシス」という学名が付きます。
この「ムサ」は、古代ギリシャ神話の芸術の女神「ムーサ」が語源で、「ミュージック」とも繋がります。
芸術的な熱いパッションの連想で付いたのが、この花言葉です。
恋人への愛情表現にしたり、芸術に携わる人へ贈るのに向きます。
一方、関係が浅い相手に対しては、誤解を与える可能性が高く、合いません。
「情熱」
「燃える思い」と、南西諸島の熱帯植物のイメージから付いた花言葉です。
「情熱」が良いものであるか、気恥ずかしいものであるかは、年齢と時代によって循環していきます。
一つ下の世代とも、上の世代ともあまり上手くいかない時は、しばしばこういった循環する価値観に引っ張られています。
常識や共通認識と思う部分は、折々に見直していく必要があるでしょう。
この花言葉は、物事に熱心に取り組む人へ、応援の気持ちを込めて贈るのに向きます。
「装飾」
「イトバショウ」は「糸芭蕉」と書き、繊維材料として使われる事から付いた名です。
別名は「リュウキュウバショウ(琉球芭蕉)」です。
これによって作られる「芭蕉布」は、かつて琉球王国で大規模に作られ、現在でも重要無形文化財とされています。
「装飾」という花言葉は、この芭蕉布で作られた衣類のイメージから付いたものです。
過度に着飾る事は逆効果ですが、適度な「装飾」は魅力を引き立てます。
外見の偏重はいけませんが、美しさは文化に直結しますから、蔑ろにして良いものではありません。
美しく感じる事と、好ましいものと、切り分けて考える事で、過度な外見偏重は防げるでしょう。
この花言葉は、ファッションセンスが優れた人へ贈るのに向きます。
まとめ
「イトバショウ」は、バショウ科バショウ属の多年草です。
花言葉は「燃える思い」「情熱」「装飾」です。
熱い気持ちも伝えられる、花言葉を是非参考にして下さい。