「アブラツツジ」は、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木で、本州に分布します。
花は白に近い黄緑色、丸い壺型で垂れ下がって咲きます。
花期は5月から6月です。
今回は、「アブラツツジ」の花言葉について解説します。
「アブラツツジ」の花言葉
「上品」「かわいい人」「愛の喜び」「先見」です。
同属の「ドウダンツツジ(灯台躑躅)」の花言葉と一部共通します。
良い意味の言葉が揃い、特に恋人向けの贈り物に向きます。
他の相手には、カードなどを添えて伝える言葉を限定したり、説明を足すと誤解がありません。
「上品」
「ツツジ」の名を持ちますが、花はごく小さく控えめで、美しい形である事から付いた花言葉です。
「上品」である事は、良い印象に直結します。
時に「上品」さが窮屈な印象を与える場合もありますが、それは下品な人を見下す、排除する、といった「上品」とは別方面の問題です。
見倣いたくなるような「上品」さを持つ人へ贈り、好意や尊敬を伝えるのに向きます。
振る舞いを省みるため、自宅に飾るのも良いでしょう。
「かわいい人」
こちらは、花の形を小さくて可愛らしいものと解釈した花言葉です。
「かわいい人」というと、年齢の低い子供っぽい人を想像しがちですが、大人でも可愛さのある人はいます。
一周回った素直さ、素朴さといった部分や、性格の好ましさなどは、年齢を問いません。
かわいいと思える人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
但し、目上の人に対しては、無礼になるのでやめましょう。
怒られなかったとしても、あなたの未熟さ故に、見逃されているだけです。
「愛の喜び」
ドウダンツツジ属の学名「エンキアンサス」は、古代ギリシャ語の「エンキオス(妊娠)」「アンサス(花)」という意味です。
これは、壺型の花の膨らんだ様子が由来になっています。
ここから、妊娠した喜びや、愛情に満ちあふれた心といった連想で付いたのが、この花言葉です。
子供が出来た友人への贈り物に向きます。
恋人への、愛情を伝えるメッセージとしても合います。
「先見」
「アブラツツジ」の名前は、葉が滑らかで油を塗ったように見える事が由来です。
一方、属名の「ドウダンツツジ(灯台躑躅)」は、花の形を照明(灯台)に喩えた名前です。
先を見越して、灯りの次の燃料を準備しているという連想で、「先見」という花言葉が付きます。
洞察力に優れ、物事に先んじて行動出来る人へ贈り褒めるのに向きます。
自宅に植えて、先を考えながら行動する意識付けにも良いでしょう。
まとめ
「アブラツツジ」は、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木です。
花言葉は、「上品」「かわいい人」「愛の喜び」「先見」です。
誰かに贈る他、自分の為に植えるのも良いでしょう。
振る舞いを見直すきっかけにもなる、花言葉を是非参考にして下さい。
