「アケボノアオイ」は、ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で、「ツクシアオイ(筑紫葵)」の白花の変種です。
九州の山地の林下に生育します。
草丈は10cm程で、地面にごく近い場所に、花弁3枚の白や緑の花を咲かせます。
花期は、4月から5月です。
今回は、「アケボノアオイ」の花言葉について解説します。
「アケボノアオイ」の花言葉
「秘められた恋」「純朴」です。
カンアオイ属に共通する花言葉を含みます。
比較的良い意味の言葉で、悪い意味もありません。
意味の合う相手へ贈ったり、自分のため飾るのに向きます。
「秘められた恋」
地面にやや埋もれる位置で、葉に隠れるようにして咲く花の姿から付いた花言葉です。
秘められた恋心は甘美なものです。
日々、相手への思いが募り、その分相手が魅力的に見えてきます。
気持ちがきちんと盛り上がったタイミングで素直に伝えられれば、相手も悪い気はしないでしょう。
但し、気持ちをあまり煮詰めすぎてもいけません。
相手の理想化が進み、何に対して恋しているのか分からなくなってしまいます。
こうなると、仮に想いが通じても、相手を理想像からの減点方式で見ていく事になり、幻滅の繰り返しです。
ネガティブな気持ちで見れば、長所も短所になりますから、後は冷める一方です。
恋を秘めるのも明かすのも、タイミングが重要になります。
誰かへの贈り物よりも、スマホの待ち受けなどにして、自分の気持ちを盛り上げるのに向きます。
「純朴」
控えめに隠れるように咲く様子や、白い花色の混じりけのないイメージから付いた花言葉です。
純朴な人の長所は、何より裏表のなさです。
腹の中で何を考えているか分からない人は、信頼し難く裏切られる心配が付きまといます。
一方、裏表がないからといって、思うまま傍若無人に振る舞えば良いという事ではありません。
性格が善良だからこそ、裏表ない行動でも人から疎まれないのです。
誰かに贈ると「洗練されていない」というネガティブなメッセージになる場合があるため、意図は正しく伝えましょう。
自分の心がけとして飾るだけなら、特に気にする事はありません。
まとめ
「アケボノアオイ」は、ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で、「ツクシアオイ(筑紫葵)」の白花の変種です。
花言葉は「秘められた恋」「純朴」で、意味が合う相手なら贈り物にも向きます。
花の性質も気付かせてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。