「アキザキナギラン」は、ラン科シュンラン属の多年草です。
インド以東に分布し、日本でも野生個体が森林地帯などに見られます。
花径5cm程の黄緑色で斑点模様のある花を咲かせます。
「秋咲き」の名の通り花期は晩秋近く、12月から翌年の1月です。
今回は「アキザキナギラン」の花言葉について解説します。
「アキザキナギラン」の花言葉
「飾らない心」「控えめな美」「ひめやかな愛」「気品」です。
シュンラン属の花言葉と共通します。
いずれも良い言葉で、贈り物に向きます。
親しみを伝えるにも、穏やかで深い愛情を伝えるにも良い花言葉です。
「飾らない心」
ラン科はゴージャスな美しさを持つ花のイメージが強いのですが、野生種の「アキザキナギラン」の花は控えめで、飾り気のない事から付いた花言葉です。
本当の意味で心が飾れるかといえば難しいところがあります。
本心と違うところで飾り立てて振る舞って見せたとして、それはそういう心もある、という事です。
パーソナリティという言葉がペルソナ(仮面)語源であるように、本当の自分を探しても案外、底には辿り着きません。
「本当の本心」はあまり考えず、比較的飾らずに振る舞える人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「控えめな美」
こちらも、ランの中で控えめながら美しい様子から付いた花言葉です。
「控えめな美」は、厳密には二通りに解釈出来る事は理解しておく必要があります。
つまり、化粧やファッションなどが控えめながら、バランスが良く美しく見える人と、美しさが控えめで物足りない人です。
伝える時は、意図をはっきりさせましょう。
もっとも、何かしら思うところがあり皮肉を言いたいなら、曖昧なままでも構いません。
勿論、後のトラブルも受け容れる前提の話で、その覚悟がないなら波風を立てるのはやめましょう。
「ひめやかな愛」
控えめな花の美しさからの連想です。
愛と美がしばしば一体的になるのは、愛する人は美しく見え、美しい人は愛情を呼び起こすと考えれば、理解出来るでしょう。
振る舞いはあまり表れないものの、愛情深さが伝わって来る人へ贈るのに良いでしょう。
「気品」
控えめでありながら、ランとしての美しさや品位は隠せません。
そんなところから付いた花言葉です。
「気品」は空気を支配します。
これは付け焼き刃では無理で、内から滲み出るものが重要です。
「気品」溢れる人に尊敬を伝えたり、自分の目標として飾るのに向きます。
まとめ
「アキザキナギラン」は、ラン科シュンラン属の多年草で、「シュンラン(春蘭)」の1種です。
花言葉は、「飾らない心」「控えめな美」「ひめやかな愛」「気品」で、いずれも良い意味です。
親しみを伝えるにも、強い好意を伝えるにも良いでしょう。
人との関係も良くしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。