「抵抗」という花言葉の花は、暴食や怠惰といった欲望に抗いたい時に飾り、自分を奮起させるのに向きます。
誰かに贈ると、敵対の意思に見えやすいため、意図は正しく伝えましょう。
尚、辛い仕事が続いている時、心がくじける事に「抵抗」しようと飾るのはやめるべきです。
警戒信号はあなたにしか見えません。
「抵抗」の花言葉を持つ花
「抵抗」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「シャガ(著莪)」
アヤメ科アヤメ属の花で、孔雀の羽を思わせる模様の3枚の花弁が特徴的です。
古い時代に日本に入ってきた花ですが、種を作られません。
このため、日本の全ての個体は人為的に植えられたか、そこから地下茎の届く範囲で広がったものと考えられます。
「シャガ」の群落には、真っ直ぐで尖った葉が生い茂ります。
この様子が、剣を突き上げ外敵との戦いを決意しているように見える事から付いた花言葉が「抵抗」です。
他の花言葉は「反抗」「決心」「私を認めて」「清らかな愛」「友人が多い」です。
世間の価値観を問い直す、主流派と違う芸術家の友人へ贈るのに向きます。
「抵抗」と似た意味の花言葉を持つ花
「抵抗」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「モモ」
バラ科モモ属の落葉樹、またはその果実です。
花はひな祭りの定番で、果実は極上品の甘味で、皆に愛されています。
冬を耐え抜き、まだ寒さの残る早春の頃に花開く様子から、「辛抱」「忍耐」という花言葉が付きます。
「抵抗」は騒ぎ立て攻撃するばかりではすぐに息切れします。
「辛抱」「忍耐」があってこそ成立するものですから、近い意味と言えるでしょう。
他の花言葉は「チャーミング」「愛」「愛の幸福」「気立ての良さ」「女性の柔かさ」「あなたに夢中」「私はあなたの虜」「恋の奴隷」「比類なき素質」「天下無敵」「長命」「なつかしい日」です。
恋人への愛情表現向きの言葉が多めです。
他に「辛抱」という花言葉は「アネモネ」に付いています。
「イキシア(槍水仙)」
アヤメ科イキシア属の花で、小花が円錐状の花穂になり、槍の穂先を思わせる事から「ヤリズイセン(槍水仙)」の別名が付きます。
花言葉には「粘り勝ち」という「抵抗」とイメージの近い花言葉が付きます。
これは、茎や葉を傷つけた時に、粘液が出る事が由来です。
花が集まる様子から付く「団結」「団結して当たろう」「協調」も、「抵抗」とイメージがつながります。
他の花言葉は「誇り高い」「秘めた恋」「人生の出発」「君を離さない」です。
市民運動組織のシンボルに向く花言葉です。
これ以外に「抵抗」に近い花言葉としては「防衛」が「ピラカンサ」、「拒否」が「黄色いカーネーション」、「反抗心」が「コケモモ(苔桃)」に付いています。
まとめ
「抵抗」という花言葉を持つ花は「シャガ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「モモ」「アネモネ」「イキシア」「ピラカンサ」「黄色いカーネーション」「コケモモ」です。
自分の「抵抗」の為に飾るのにも向きますが、本当に自分の為になっているかはよく考えた方が良いでしょう。
