「一途な愛情」という花言葉の花は、他に目をくれないような深い愛情を伝えるメッセージになります。
恋愛の意味が比較的強いですが、家族や子供のために飾るのも良いでしょう。
贈る時は、好みなどによく合わせた花を選ぶ事で、実際に相手に目が向いている事もアピールできるでしょう。
「一途な愛情」の花言葉を持つ花
「一途な愛情」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「白いアジサイ」
アジサイ科アジサイ属の白花品種です。
「アジサイ」は、装飾花が集まり、1つの大きな花のように見えるのが特徴です。
もう1つの特徴が、土中の酸性度で花色が変わる事なので、これが由来で「移り気」「浮気」といった花言葉が付きます。
一方、「白いアジサイ」は、元々色素を持たない事から色が変わりません。
このため「一途な愛情」という真逆な花言葉が付くのです。
他の花言葉は「寛大」です。
「一途な愛情」と似た意味の花言葉を持つ花
「一途な愛情」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「サザンカ(山茶花)」
童謡でもお馴染みの「サザンカ」は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。
花は白から赤で、葉や花の形など、かなり「ツバキ」に似ていますが、開花時期が早く、花弁単位で散っていくという違いがあります。
寒さに負けず美しい花を咲かせる様子から「ひたむきな愛」という花言葉がつきます。
「ひたむき」は「直向き」で、対象に真っ直ぐ向く様子ですから、「一途」と近い意味です。
他の花言葉は「ひたむき」「素直」「飾らない心」「理想の恋」「愛嬌」「困難に打ち勝つ」「謙譲」「謙遜」「謙虚」などがあります。
真っ直ぐな愛情を向けてくれるけれど、押しつけがましさがなく、好ましい恋人へ贈るのに向きます。
「サンザシ(山査子)」
バラ科サンザシ属の落葉樹です。
花は花弁5枚の白い花で、甘い香りがあります。
果実(偽果)は食べられます。
18世紀のスコットランドの国民的詩人「ロバート・バーンズ」が、恋人への思いを綴った詩「ハイランドのメアリー」に「サンザシ」が描写された事から付いた花言葉が、「唯ひとつの恋」「唯一の恋」です。
「一途な愛情」と近い花言葉と言えるでしょう。
尚、彼は恋多き人物で私生児も多く、別にメアリーが唯一の恋人だった訳ではありません。
彼はスコットランド民謡の改作にも実績があり、『蛍の光』や『故郷の空』の原曲も彼の手がけたものです。
「サンザシ」の他の花言葉は「希望」「成功を待つ」です。
他に「一途な愛情」に近い花言葉としては、「ヒマワリ(向日葵)」の「私の目はあなただけを見つめる」、「キンセンカ(金盞花)」の「静かな思い」など、様々な言葉が当てはまります。
まとめ
「一途な愛情」という花言葉を持つ花は「白いアジサイ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「サザンカ」「サンザシ」「ヒマワリ」「キンセンカ」などがあります。
花を相手の好みや気分に合わせ、「一途な愛情」を言葉以外の部分でも表せられれば、一層気持ちが伝わるでしょう。