オオモクゲンジは、ムクロジ科モクゲンジ属の落葉樹です。
中国と朝鮮半島南部を原産とし、日当たりの良い場所で育ちます。
主に庭木として栽培され、関東以南では野外で越冬でき土質を選びません。
9月頃、黄色く小さい花を多数咲かせ、10月から11月にかけ袋状の淡紅色の実をつけます。
根は薬となり、花は染料に、種子は数珠の原材料となります。
今回はオオモクゲンジの花言葉について解説します。
「オオモクゲンジ」の花言葉
「賢者」があります。
これはオオモクゲンジが寺院に植えられたり、種子が数珠の材料になったというイメージと繋がります。
古来、仏教の僧侶は宗教者である一方、優れた学者でもありました。
仏教は大陸から伝来しましたが、同時に進んだ知識も多数入って来ました。
これらに触れる僧侶は、当時最先端の知識人であり、逆に知識を得る中で仏教に感化された人もいたのです。
知識見識が豊富な友人や、学歴はなくともハッとさせられる発想を見せてくれる人、いつも参考にしているメディアの論者など、様々な人に合う花言葉です。
自分のスマホの待ち受けにすれば、勉強もはかどるかも知れません。
逆に合わないのは、自分の知性を信用出来ていない人です。
何故自分を賢者だと思うのかについて、細かく問い詰められる可能性があります。
他に、自分の知性のなさについて、深いコンプレックスを持っている人にも向いていません。
嫌味として解釈されるでしょう。
「オオモクゲンジ」の豆知識
オオモクゲンジは大木欒子と書き、モクゲンジ(木欒子)の大型のものとされます。
この2種類の見分け方としては、まず葉がモクゲンジよりも大きい事。
花や実自体の大きさについては、逆に小さい方がオオモクゲンジです。
また葉っぱを比較すると、縁にギザギザがないのがオオモクゲンジという特徴もあります。
英語で「ゴールデン・レイン・ツリー」の名を持ち、その通り雨が降るかのように多数の黄色い花を咲かせます。
一風変わったモクゲンジという名前の語源は、ムクロジの中国名である「木患子」(モクカンジ)を読み違えたと言われています。
逆にムクロジの由来は、本来モクゲンジを意味する木欒子(モクランジ)が当てられていた事が原因です。
つまり、この2種は取り違えられていたという訳です。
まとめ
オオモクゲンジは花と実が特徴的な木です。
花言葉を知れば、より興味が湧く事でしょう。
ありふれた風景に興味を向けてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。