「魔力」とは、人を惑わす妖しい力のうち、その地域の主流宗教に根拠がないものを指します。
「魔力」という花言葉の花は、思わず惹きつけられるような不思議な魅力のある人や、オカルト趣味がある人への贈り物に向きます。
相手が期待する「魔力」のイメージと合わせた花を選べれば、より喜ばれるでしょう。
「魔力」の花言葉を持つ花
「魔力」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「バーベナ(美女桜)」
クマツヅラ科クマツヅラ属の総称です。
日本の「クマツヅラ」もこれに含まれます。
切れ目の入った花弁5枚の小花がまとまって咲きます。
花色は、白から赤、紫、複色です。
ヨーロッパでハーブとして利用され、神聖な花とされていた事から「魔力」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「魅了する」「家族愛」「忍耐」「勤勉」「柔和」で、妖しさは少なく、カジュアルな贈り物にも合います。
「カトレア」
ラン科カトレア属の洋ランです。
肉厚の葉とバルブと呼ばれる太い茎を持ちます。
花は花被片6枚で構成され、「リップ」と呼ばれる中央の大きなウェーブのかかった花弁がアクセントになります。
その華やかさから付いた呼び名が「蘭の女王」です。
美しく、魔法で魅了されたように目が離せなくなるというイメージから「魔力」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「魅惑的」「理想郷」「優美な貴婦人」「成熟した魅力」「品格と美」「高貴」です。
ゴージャスで魅力的な人へ贈るのに向きますが、「素朴」という花言葉も混じります。
差し障りがある時は、カードなどを添えれば、伝える花言葉が明確に出来ます。
「魔力」と似た意味の花言葉を持つ花
「魔力」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「マツヨイグサ(待宵草)」
アカバナ科マツヨイグサ属の一年草です。
黄色い花が夕暮れから咲き、明け方には萎み赤くなります。
宵を待つように咲くというのが名前の由来です。
夜の神秘的なイメージと、色を変える不思議な性質から「魔法」という「魔力」に近い花言葉が付きます。
他の花言葉は「移り気」「温和」「協調」「ほのかな恋」「和」「気まぐれ」で、相手に合わせて使い分けられます。
他に「魔力」と近い花言葉を持つ花としては、「神秘」が「ガーベラ」や「白いスイセン」、「神託」が「タンポポ」、「不思議」の「カンガルーポー」などの他、「魔性」「魅惑」といった言葉も含めると更に選択幅が広がるでしょう。
まとめ
「魔力」という花言葉を持つ花は「バーベナ」「カトレア」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「マツヨイグサ」「ガーベラ」「白いスイセン」「カンガルーポー」の他、多数です。
選択幅は広いため、相手に合わせた花が選べるでしょう。