「青りんご」には大きく分けて2種類あります。
果実が熟しきらないうちに収穫してしまうものと、果実が熟しても皮が緑のままのものです。
前者は普通のリンゴと比較すると酸味が強い、食感が強いなどの特徴があります。
一方、後者の味は品種によりけりです。
例えば後者の代表的な品種である「王林」は甘味が強く、酸味が弱いことで知られています。
また木としてのリンゴはバラ科リンゴ属の落葉高木に分類されるもので、カイドウ(ハナカイドウ)、ズミ、オオウラジロノキなどの仲間です。
開花期は4〜5月で、花の色は白やピンク。
花は5枚の薄い花びらを持つもので、その形はサクラの花に似ています。
さすがに花の数はサクラには及びませんが、青森や長野といったリンゴの生産が盛んな地域ではイベントでリンゴの花見を楽しむことも可能です。
「青りんご」の花言葉
リンゴにはたくさんの花言葉があります。
まず、リンゴ全般の花言葉は「優先」「好み」「選択」「選ばれた恋」「最も美しい人へ」など。
またリンゴの実の花言葉は「誘惑」「後悔」「原罪」など、リンゴの木の花言葉は「名誉」となっています。
一方「青りんご」に個別の花言葉は与えられていないようですが、「青りんご」もリンゴの実の一種であるため、花言葉は「誘惑」「後悔」「原罪」とすべきでしょう。
これらはエデンの園という楽園で暮らしていたアダムとイヴのお話に由来するものです。
しかし芸術や文学の分野では「青りんご」が青春の象徴とされたり、ギリシャ神話においてリンゴが愛と美の象徴とされたりすることから、青春、愛、美の意味を込めるのも良いでしょう。
「青りんご」の豆知識
「青りんご」は赤いリンゴ同様、様々な形で我々の生活に溶け込んでいます。
日本では多くが生食されるようですが、ゼリー、ジャム、ガム、キャンディ、アイスクリームなど様々な加工品を見ることができますし、キーホルダーや置物、アクセサリー、日用品などのモチーフになることも少なくありません。
また「青りんご」の旬は11〜2月頃。
赤いリンゴ同様ポリフェノールやビタミンC、カリウム、食物繊維などを豊富に含み、「医者を青くする」と言われるほど健康に良いと言われています。
まとめ
「青りんご」には未熟な果実を収穫したものと、果実が熟しても赤くならないものの2種類があります。
代表的な品種は「王林」など。
赤いリンゴ同様様々な形で食されており、また日用品などのモチーフにされることもしばしば。
なお「青りんご」の花言葉は「誘惑」「後悔」「原罪」ですが、青春や愛、美の象徴とされることもあるため、そちらの意味を込めるのも良いでしょう。
