「鋭敏」という花言葉の花は、感覚の鋭さや、判断の素早さがある人へ贈ったり、そうなろうとして自分のため飾るのに向きます。
創作で、探偵役のキャラクタイメージにも良いでしょう。
何に対する鋭さであるかは様々なので、それに合わせた花を選ぶと、より具体的なイメージが出来るでしょう。
「鋭敏」の花言葉を持つ花
「鋭敏」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「オジギソウ(含羞草)」
マメ科オジギソウ属の多年草です。
花はピンク色で、小さい花弁4枚、長い雄しべ4本、雌しべ1本の構造ですが、多数集まって耳かきの「梵天」のような1つの花に見えます。
触れると、葉が閉じて垂れ下がり、お辞儀しているような形になる事が名前の由来です。
他にも、熱や風、震動などでも反応する事から「鋭敏」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「敏感」「繊細な感じ」「感じやすい心」「デリケートな感性」「謙虚」「失望」「三枝の礼」と、どれもお辞儀の性質から付いた言葉です。
「敏感」の中でも繊細で、感性の優れた芸術家タイプが合うでしょう。
「ルリタマアザミ(エキノプス)」
キク科ヒゴタイ属の多年草です。
花は白から青の小花が集まり、トゲだらけの球状になります。
葉にもトゲが付いており、この鋭いイメージから「鋭敏」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「権威」「独り立ち」「豊かな感情」「傷つく心」です。
鋭い視点を既存の価値観に突き立て、新たな価値観を打ち立てる、能力のある人への贈り物に良いでしょう。
他に「カラタチバナ(唐橘)」にも「鋭敏」という花言葉は付いています。
「鋭敏」と似た意味の花言葉を持つ花
「鋭敏」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「スカビオサ(松虫草)」
スイカズラ科スカビオサ属の総称です。
花色は白から赤、赤から青、黄色で、粒状の小花が集まった周りを花弁が囲み、1つの花に見えます。
西洋の習慣で、青い「スカビオサ」を、夫を失った妻に贈る、というものがあります。
ここから「悲しみの花嫁」という花言葉が付き、その連想で「感じやすい心」という花言葉が付きました。
感情面で動きやすいという意味で、「鋭敏」に近い言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「不幸な恋」「私は全てを失った」「悲哀の心」「健気」「再起」「魅力」「朝の花嫁」と、落ち込む人に共感し慰める言葉が揃います。
他に「鋭敏」とイメージが近い花言葉としては、「ポプラ」の「敏感」、「ムラサキシキブ(紫式部)」の「聡明」などがあります。
まとめ
「鋭敏」という花言葉を持つ花は「オジギソウ」「ルリタマアザミ」「カラタチバナ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「スカビオサ」「ポプラ」「ムラサキシキブ」などがあります。
相手の「鋭敏」さのタイプによって花を選べば、より良い贈り物になるでしょう。