「赤いパンジー」は、スミレ科スミレ属のパンジーの赤色品種の総称です。
パンジーは1800年代にアマチュア園芸家の手によって、野生の「サンシキスミレ」などを交配し作られました。
5枚の花弁があり、色は全体的には赤ですが、下3枚の花弁が半分ほど濃青紫になるなどの複色品種が主です。
今回は、「赤いパンジー」の花言葉について解説します。
「赤いパンジー」の花言葉
「物思い」「私を思って」「思い出」「思想」です。
パンジーに共通する花言葉を含みます。
考える事を厭わない人への贈り物に向きます。
「物思い」
パンジー共通の花言葉です。
俯きがちな花がものを考える人に見えた事から付きました。
物事をゆっくり考えながら進める友人や同僚に贈るのに合う花言葉です。
「あなたの事ばかり考えています」という意味で、恋人に贈るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、思春期の子供です。
自分がどんな事を考えていたか、思い出しましょう。
「私を思って」
パンジーの思い耽るような姿から、片思いに胸を痛める人のイメージで付いた花言葉です。
告白に添えてるのに向きます。
恋人へ甘えるメッセージにも良いでしょう。
恋人に贈る場合、朝晩の2回など、ある程度数を決めておきましょう。
足りないぐらいだからこそ飽きが来ず、メッセージに思いが乗るのです。
「思い出」
こちらも物思う様子から付いた花言葉です。
幼なじみの友達や家族などへ贈るのに向く花言葉です。
アルバムの表紙にも良いでしょう。
オンラインストレージのサイトイメージにも使えます。
「思想」
これが「赤いパンジー」固有の花言葉です。
パンジーの名は、フランス語の「パンセ(思想)」が元になったものです。
この事から、パンジーは「自由思想」のシンボルとされています。
ならば色は関係ない、と思うかも知れません。
ですが、権威や社会通念、偏見に流されず、あくまで科学的な論理性を保った思考は、並大抵の決意では続けられません。
思想にかける燃える情熱のイメージから、「赤いパンジー」だけに付いたのです。
自分で考える事を重視し、中途半端を好まない友人に贈るのに向きます。
まとめ
「赤いパンジー」は可愛らしいだけでなく、力強いイメージもある花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、その歴史的な扱いにも気付くでしょう。
植物を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。