コスモスは鑑賞用の花として定番のものの1つで、秋の風物詩としても有名です。
よくイメージされるのはピンク色の花のものですが、コスモスには他にも赤、オレンジ、黄色、マゼンタ、白、黒といった色の花が存在しています。
ギフトとしてもまた定番で、色によって異なる花言葉を持つことも特徴の1つ。
アクセサリーや絵画などの題材となることもしばしばです。
「赤いコスモス」の花言葉
「赤いコスモス」の花言葉は「乙女の愛情」「調和」とされています。
「乙女の愛情」の由来については、はっきりとしたことは分かっていません。
その赤色が情熱的な愛や恋を感じさせるからという説もあるようですが、ただの「愛情」ではなく「乙女の愛情」という花言葉になっているのは、後述するコスモス全般の花言葉の影響を受けている可能性があります。
また「調和」はコスモス全般の花言葉と共通のものです。
その由来は整った花びらの並びが、宇宙の秩序や調和をイメージさせることだとされています。
ちなみに、コスモス全般の花言葉は「調和」「謙虚」「乙女の真心」。
もちろん場合によってはこちらの意味を込めるのも良いでしょう。
「赤いコスモス」の豆知識
人類とコスモスが初めて出会った場所は、メキシコの高原地帯であると言われています。
「コスモス」という名前が付けられたのは18世紀末のこと。
スペインのマドリード王立植物園にて、アントニオ・ホセ・カヴァニレスという植物学者・博物学者に名付けられました。
名前の由来は宇宙の秩序を意味する「cosmos(コスモス)」。
花びらがきれいに美しく並んでいる様からこの言葉を使ったのだそうです。
またコスモスが初めて日本にやってきたのは1879年のことであると言われています。
しかしその美しさに関わらず、持ち込まれてすぐには広まりませんでした。
日本に本格的にコスモス栽培が広まったのは1909年のことで、文部省が全国の小学校にその栽培法と共に広めたという記録が残されています。
今ではすっかり秋の風物詩となったコスモスですが、個人や学校における栽培のみならず、北海道遠軽町の「太陽の丘えんがる公園」や茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」、埼玉県鴻巣市の「吹上コスモス畑」、京都府亀岡市の「夢コスモス園」、大阪府吹田市の「万博記念公園」、大分県中津市の「三光コスモス園」などコスモスを観光資源としている場所も数多くあります。
まとめ
「赤いコスモス」は「乙女の愛情」「調和」という花言葉を持ちます。
またコスモス全般の花言葉として「調和」「謙虚」「乙女の真心」があるので、そちらの意味を込めるのも良いでしょう。
このうち「調和」については、花びらの美しい並びが宇宙の秩序や調和を思わせることから来ています。