「謙遜」とはへりくだったり、控えめな態度をとること、とる様を表す言葉です。
控えめで慎ましく振る舞うことも「謙遜」であるとされますが、自分の立場を少し下げて、相手への敬意を示すような態度を表す言葉であるとも言えます。
今回は「謙遜」の花言葉を持つ植物について紹介します。
「謙遜」の花言葉を持つ花
「謙遜」の花言葉を持つ植物は多くありますが、今回は「エニシダ」、「キンモクセイ」、「ブルーベル」について紹介します。
「エニシダ」
「エニシダ」はマメ科エニシダ属、和名で金雀枝と表記される植物です。
地中海沿岸が原産で、4月から6月ごろにかけて白、黄色、赤色、ピンクなどの花を咲かせます。
フランスの伝承に兄を殺して王位を簒奪した王子が罪を悔いて「エニシダ」の小枝を手にして懺悔したというものがあります。
この伝承から「謙遜」、「卑下」といった花言葉がつけられました。
「キンモクセイ」
「キンモクセイ」はモクセイ科モクセイ属の植物です。
金木犀と表記されます。
9月から10月ごろ、強い香りを放つオレンジ色の小さな花を咲かせることから「千里香」とも呼ばれることがあります。
強く甘い香りを放つにもかかわらず、花はとても小さいことから「謙虚」の花言葉がつけられました。
他にも「初恋」の花言葉を持っています。
「ブルーベル」
「ブルーベル」はキジカクシ科ヒヤシントイデス属の植物です。
名前のとおり青、青紫色の花を4月から5月ごろに咲かせます。
北西ヨーロッパの森林には「ブルーベル」の群生地があり、花を咲かせる様が青いカーペットに覆われたように見えることからブルーベルの森(Bluebell wood)と呼ばれることもあるそうです。
青い釣鐘形の花姿が花が俯いているように見えることから「謙遜」の花言葉がつけられましたが、他にも「不変」、「節操」の花言葉も持っています。
「謙遜」に似た意味の花言葉を持つ花
「謙遜」に似た意味の花言葉を持つのは「ツワブキ」、「モントブレチア」です。
これらについても紹介します。
「ツワブキ」
キク科ツワブキ属の「ツワブキ」は、10月から12月に黄色、白色などの花を咲かせます。
花言葉は「謙譲」、「困難に負けない」ですが、花が少なくなっていく時期に奥ゆかしい姿の花を咲かせることに由来します。
「モントブレチア」
アヤメ科クロコスミア属の「モントブレチア」は夏、6月から8月にオレンジ、赤、黄色などの鮮やかな色の花を咲かせます。
花言葉は「謙譲の美」、「陽気」で、鮮やかな花色と、俯き加減に咲く花姿からこれらの花言葉がつけられました。
まとめ
「謙遜」という花言葉にはへりくだり、自分を下げるような意味合いもありますが、同時に相手を敬う気持ちも込められる言葉です。
自分の気持ちにぴったりくる花言葉を選ぶ参考になさってください。