「オクトリカブト」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「オクトリカブト」の花言葉とは? 逆引き

「オクトリカブト」はキンポウゲ科トリカブト属の花です。

名前が示す通り、猛毒を持つことで知られるトリカブトの仲間でもあります。

また名前にあるオクは、本種のタイプ標本(ホロタイプとも呼ばれる、その種の基準となる標本)が陸奥(みちのく、具体的には青森県八甲田山)で採集されたことからきているそうです。

ちなみに分布域は北海道と本州(中部以北)。

日本でしか見られない日本固有種で、特に東北地方の日本海側〜内陸部においては最も普通に見られるトリカブトとなっています。

開花期は8〜10月で、花の色はスミレ色が主。

また当然ながら、本種にも強い毒があります。

「オクトリカブト」の花言葉

「オクトリカブト」に固有の花言葉は与えられていません。

しかしトリカブトの仲間であるため、トリカブトの花言葉である「騎士道」「栄光」「人嫌い」「厭世的」「復讐」「あなたは私に死を与えた」などが使えるでしょう。

ちなみに「騎士道」「栄光」はその花の形が騎士の兜のようであることから、「人嫌い」「厭世的」は同じくその花の形が修道士の頭巾のようであることからきています。

また「復讐」「あなたは私に死を与えた」はその強い毒からきたものです。

特に「あなたは私に死を与えた」は数ある花言葉の中でもユニークかつとてもネガティブなものであるため、怖い花言葉を持つ花のひとつとして話題に上がることもしばしば。

現実世界では使いやすいとはいえませんが、知名度は低くはありません。

「オクトリカブト」の豆知識

トリカブトは日本三大毒草(ほかはドクウツギとドクゼリ)のひとつとされるほど毒が強いことで知られていますが、「オクトリカブト」はトリカブトの中でも特に強い毒性を持つことが分かっています。

その強さたるやなんと世界2位(トリカブト属において)に君臨するほどで、実際にニリンソウやモミジガサなどと誤認したことによる食中毒や死亡事故も発生しているそうです。

このように危険な花ではありますが、一方でその塊根は附子(ぶし、ぶす)という生薬の原料にもなります。

附子を扱った狂言は国語の教科書にも採用されているので、こちらも知名度はなかなかのもの。

なお素人が取り扱うのは危険であることは言うまでもありません。

まとめ

「オクトリカブト」に固有の花言葉は与えられていないので、必要であればトリカブトの花言葉である「騎士道」「栄光」「人嫌い」「厭世的」「復讐」「あなたは私に死を与えた」などを使うのが良いでしょう。

なお花は8〜10月に咲くもので、スミレ色であることが多いです。

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