「誘惑」という花言葉の花は、その魅力に目が離せなくなるような人へ贈り好意を伝えたり、意中の人を「誘惑」したいという気持ちで贈るのに向きます。
購買欲のイメージで、売り場のディスプレイにも良いでしょう。
好みは人それぞれ。
多くの花の中には、思わず手が伸びてしまうような花もある筈です。
「誘惑」の花言葉を持つ花
「誘惑」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ピンクのデンファレ」
ラン科デンドロビウム属の1品種で、「デンドロビウム・ファレプノシス」が基本種です。
これを交配したものが「デンファレ系」として「デンドロビウム」と別に扱われます。
長く伸びた花茎に多数の花を付けます。
茎が揺れ、誘っているようなピンクの花から付いたのが「誘惑」という花言葉です。
他に「官能」「魅惑」「わがままな愛」「お似合いのふたり」「有能」などの花言葉が付いており、好意を伝える贈り物になるでしょう。
「リンゴ(林檎)」
バラ科リンゴ属の落葉樹またはその果実です。
花色は白または薄紅色です。
紀元前から栽培されており『旧約聖書』に描かれた「善悪を知る木」のモデルであるともされます。
『旧約聖書』においては、ヘビがそそのかして人に実を食べさせた事から「誘惑」という花言葉が付いています。
他に、単に赤くおいしそうである事も意味が合います。
他の花言葉は「最も美しい人へ」「選ばれた恋」「選択」「名声」「後悔」など、意味深な言葉が混じり、妖しげな魅力を持つ人に向きます。
「マルメロ(西洋カリン)」
バラ科マルメロ属の落葉樹、またはその果実です。
花はピンクがかった白で、果実(偽果)は洋梨型です。
「マルメロ」の果実は、古代ギリシャ神話において「黄金のリンゴ」として登場します。
ある時、神々の宴席に「最も美しい女神に」と書かれた「黄金のリンゴ(マルメロ)」が投げ込まれました。
自分へあてたものだと思ったのは、女神の中でも特に美しい「ヘラ」「アテナ」「アフロディーテ」でした。
この対立が人間を巻き込み、後のトロイア戦争にまで発展していきます。
このように、女神達は「マルメロ」に夢中になった事から、「誘惑」という花言葉が付いたのです。
他に「魅惑」「多産」「幸福」などプロポーズ向きの花言葉が揃います。
他に、「アンズ(杏)」「イチゴ(苺)」「ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)」にも「誘惑」という花言葉が付きます。
「誘惑」と似た意味の花言葉を持つ花
「誘惑」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「シダ(羊歯)」「サンショウ(山椒)」には「魅惑」、「ブッドレア」には「魅力」、「クロガネモチ(黒鉄黐)」は「魅力」と「財宝」で、これも魅惑的です。
「バーベナ」は「魅了する」「魔力」で、更に強力な「誘惑」と言えるでしょう。
他にも美しさや財産、地位などを表す言葉も、「誘惑」と深く繋がるでしょう。
まとめ
「誘惑」という花言葉を持つ花は「ピンクのデンファレ」「リンゴ」「マルメロ」「アンズ」「イチゴ」「ハゴロモジャスミン」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「シダ」「サンショウ」「ブッドレア」「クロガネモチ」「バーベナ」などがあります。
多くの花から、相手に合ったものを選べば、相手の心にも響くでしょう。