「荘厳」とは重厚で立派な様子を指す言葉です。
主に荘厳な雰囲気のある文化財や自然、素晴らしい芸術品やアンティークなどが集まる美術館や博物館、王家や貴族などに関する建物や庭などに合います。
またこの花言葉を持つ花は木に付くものが多いです。
「荘厳」の花言葉を持つ花
「荘厳」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「イチョウ」
イチョウはイチョウ科イチョウ属の木です。
秋になると黄色くなる扇状の葉でよく知られており、全国各地で街路樹や公園樹として植えられています。
またギンナンと呼ばれる種子は茶碗蒸しやおこわの具などとしておなじみ。
花言葉は「荘厳」「長寿」「鎮魂」などです。
なおイチョウの花は4〜5月に咲きますが雄花、雌花共に黄緑色で小さく、目立たないのでその存在はあまり知られていません。
「ネモフィラ」
ネモフィラはムラサキ科ネモフィラ属の花です。
澄んだ青色のものがよく知られていますが、白や紫色のものもあります。
また広大なネモフィラ畑をウリにした観光地や公園がいくつか存在しており、特に国営ひたち海浜公園や大阪まいしまシーサイドパークなどは有名です。
なお花言葉は「荘厳」「清々しい心」「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」「愛国心」などとされています。
「モクレン」
モクレンはモクレン科モクレン属の木です。
紫色の花を咲かせることからシモクレンとも呼ばれます。
白い花を咲かせるハクモクレンは同属の仲間ですが、モクレンが低木であるのに対しハクモクレンは高木になるなどいくつもの違いがあります。
花言葉は「荘厳」「威厳」「崇高」「自然への愛」「持続性」などです。
「シャクナゲ」
シャクナゲはツツジ科ツツジ属の花です。
花の観賞価値が高いことから庭木や盆栽などに利用されるほか、茶の代わりとして用いられることもあります。
花言葉は「荘厳」「威厳」など。
これらは元々シャクナゲが高山に咲く、非常に入手が難しい花であったことからきています。
「荘厳」と似た花言葉を持つ花
例えばヤマブキやモミなどが「崇高」、キクやイチイ、ニオイスミレなどが「高尚」という花言葉を持ちます。
これらは美しさよりも気高さに比重を置いているものですが、場合によっては似たように使えるでしょう。
まとめ
「荘厳」という花言葉を持つ花はイチョウ、ネモフィラ、モクレン、シャクナゲなどです。
これらは例えば美しい文化財や格式高い庭、美術館などに良いでしょう。