「秘められた愛情」という花言葉の花は、長く思い詰めていた片思いの相手への告白に向きます。
公表出来ない恋愛関係の恋人に贈っても意味は合いますが、温度差がある時は触らない方が良い話題です。
それ以外では、相手の遠回しな愛情表現に気付いた時、受け容れ好意を伝えるのに使えます。
この場合、花言葉はきちんと伝え、直接的な花も添えましょう。
双方が遠回しな表現ばかりしていると、横からさらわれます。
「秘められた愛情」の花言葉を持つ花
「秘められた愛情」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「コウホネ(河骨)」
スイレン科コウホネ属の水草で、花は黄色です。
水草と言っても浮いてはいません。
水面下では、白く太い地下茎が、川底の泥の中で横に伸びています。
一説では、この根を溺水した人の白骨に喩えたのが、「河骨」の名前の由来とされます。
不気味な由来ですが、この地下茎は「川骨」という生薬になる他、アイヌ民族は食糧として利用しました。
人を助ける有用な部分を隠しているという意味で「秘められた愛情」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「崇高」「その恋は危険」です。
誤解されそうな場合は、どの花言葉の意味か文字にして伝えましょう。
「秘められた愛情」と似た意味の花言葉を持つ花
「秘められた愛情」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ストロベリーキャンドル(紅花詰草)」
マメ科シャジクソウ属の一年草です。
赤い小花が集まり、直立した円錐形の穂になって咲きます。
この形や粒々した質感から「ストロベリー(苺)」、ロウソクの炎のような形から「キャンドル」で、「ストリベリーキャンドル」の名前が付いています。
ロウソクのイメージから「胸に灯をともす」、胸の熱という連想で「人知れぬ恋」という花言葉が付きました。
単なる「愛情」には隠す理由はないため、「秘められた愛情」と「人知れぬ恋」は、近い意味と言えるでしょう。
他の花言葉は「私を思い出して」「きらめく愛」「善良」「幸福を呼ぶ」と、いずれも良い意味で、告白向きです。
「ヤブラン(リリオペ)」
キジカクシ科ヤブラン属の多年草です。
花は白か紫で、花弁6枚ですが、ごく小さく、遠目には直立した花穂の粒のひとつです。
花穂も、よく繁る葉に隠れがちな事から「隠された心」という花言葉が付きました。
「心」の内容に指定はありませんが、由来は可愛らしい花ですから、良い方向性の「心」と考える方が自然です。
「秘められた愛情」とおおよそ近い花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「謙遜」「忍耐」「無邪気な」で、特に悪い言葉は付きません。
この他にも「秘められた愛情」と近い意味の花言葉は多く、「秘めた想い」が「エリンジウム」、「秘めた感情」が「ヒマラヤユキノシタ」に付く他、「秘めた恋」「秘密」など様々なものが当てはまります。
まとめ
「秘められた愛情」という花言葉を持つ花は「コウホネ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ストロベリーキャンドル」「ヤブラン」「エリンジウム」「ヒマラヤユキノシタ」他、多くのものがあります。
向けられた「秘められた愛情」に応えたい場合は、はっきり伝えましょう。
互いに秘めていては、何も進みません。