「祝い」という花言葉は、相手を祝う場面に使われます。
人生に祝う場面は数多くあり、結婚式や卒業式、スポーツなど趣味の優勝祝い、誕生祝いなどの大きなものから、日々の成功やちょっとした個人的な記念日も「祝い」です。
お祝いに花は付き物ですが、祝う内容に合った花言葉が添えられていたなら、一層気持ちが伝わる贈り物になるでしょう。
「祝い」の花言葉を持つ花
「祝い」という花言葉を持つ花は、残念ながらありません。
「祝い」に似た意味の花言葉を持つ花
「祝い」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数ありますので、見ていきましょう。
「カサブランカ」
ユリ科ユリ属の多年草です。
「ユリの女王」とも称される白く美しいユリで、モロッコの都市名に因んで付けられた名です。
白いユリは聖母マリアのシンボルとされている事から、「祝福」という花言葉が付いています。
キリスト教のニュアンスが多く含まれますが、本来は「前途の幸福を祈り祝う」という、「祝い」とよく似た意味です。
他の花言葉に「純粋」「甘美」「壮大な美しさ」などがあり、白い花色も合わせ、特に結婚式に向く花言葉です。
「ハボタン(葉牡丹)」
アブラナ科アブラナ属の多年草です。
見た目通りキャベツの仲間で、赤紫と白の品種があります。
この花色を「紅白」と見て、「祝福」という花言葉が付いています。
他に「利益」「慈愛」という花言葉も付いており、慈愛に包まれお金に困らないで欲しいという、子供が生まれた時のお祝いに特に良いでしょう。
「ハボタン」や「紅白」の雰囲気も合わせ、お正月など和風の行事を祝う飾りに合います。
「マンリョウ(万両)」
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑樹です。
常緑で赤い果実を多数付けるところから、不滅性と富を表す縁起物として扱われる植物の1つです。
花言葉は「ことほぎ(寿ぎ・言祝ぎ)」で、「お祝いを言う」という意味になります。
日本には言霊信仰があるため、言葉に出した「お祝い」は口先だけでなく、「祝う行為」そのものです。
他の花言葉は「慶祝」「金満家」「陰徳」と、お金や徳に恵まれた成功を祝ったり願ったりするのに向く花言葉になります。
開業祝いや就職祝いなど、仕事に関わるお祝いの贈り物や、式典のディスプレイに良いでしょう。
まとめ
「祝い」そのままの花言葉を持つ花はありませんでした。
似た花言葉を持つ植物は揃っており、結婚式などに合う「カサブランカ」、お正月など儀礼的な場面に合う「ハボタン」、仕事やお金に関するお祝いに向く「マンリョウ」などがあります。
これに祝う相手の好みや状況を合わせ、時には他の花も足し、意味を組み合わせて贈れば、様々な場面に利用出来るでしょう。