輝く花弁が眩しい「白いダイヤモンドリリー(ネリネ)」は、ヒガンバナ科ヒメヒガンバナ属(ネリネ属)の白花品種です。
ダイヤモンドリリーは南アフリカ原産で様々な園芸品種が作られています。
花は花弁の細い漏斗状の小花が円を作るように放射状に咲き、花期は10月から12月です。
今回は、「白いダイヤモンドリリー(ネリネ)」の花言葉について解説します。
「白いダイヤモンドリリー(ネリネ)」の花言葉
「箱入り娘」「忍耐」「楽しい思い出」「麗しい微笑」などがあります。
比較的良い意味ですが、意味深な言葉も含む為、贈る時は意図を明らかにしましょう。
「箱入り娘」
ダイヤモンドリリーに共通する花言葉です。
ネリネの名は、古代ギリシャ神話の女神達「ネレイデス」から付いたものです。
彼女達は、海底の神殿に住む美しい女神ですが、親である「ネレウス」の意向で滅多に外に出る事は出来ません。
ここから付いた花言葉です。
地上の人は彼女達に滅多に会えない事から「また会う日を楽しみに」という花言葉も付いています。
不死不老の神の一家ならともかく、いずれ社会に出る子を箱入りに育てるのは親のエゴでしょう。
勿論、完全に放置すれば良いという事でもありません。
付かず離れず目は離さず、自転車の練習に付きそう時ぐらいが丁度良い距離感です。
現実の人に贈るような言葉ではありません。
創作で、箱入り育ちで我が儘ながら純粋なキャラクタのイメージなどには使えます。
「忍耐」
ネレイデスが外に出られず耐えていたというイメージの花言葉です。
忍耐力があるのは良い事ですが、無茶は禁物です。
忍耐は一定ラインを越えると、辛い状態に慣れてしまい、辛さの感覚が麻痺してしまいます。
こうなると、信号が消えた状態の道路を、スピードメーターなしで走っているようなもので、事故が起きるまで秒読み状態です。
忍耐力があり粘り強い人へ贈り、一休みを勧めるのに向きます。
「楽しい思い出」
「白いダイヤモンドリリー」の花言葉です。
輝き消えてゆく白い波飛沫を見ながら、ネレイデスとの逢瀬を思い出す人のイメージです。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の諺通り、思い出にはあまり辛かった事は残りません。
移動の退屈さや疲労感は薄れ、印象深い場面だけを繋いだ旅行番組のような形で残ります。
さもなければ、人はもっと動かず、インドアで過ごしていたでしょう。
卒業記念レリーフのデザインなどに向きます。
「麗しい微笑」
こちらも「白いダイヤモンドリリー」の花言葉です。
白は純真無垢のイメージがあるため、箱入り娘のネレイデスのイメージとよく合います。
そんな麗しい笑顔が自分に向けられたものであれば、一層好ましく感じられるでしょう。
一方、楽しくもないのに笑顔を浮かべていては無理が出ます。
つまり、笑っていられるよう生活を改めるのが、魅力的になる第一歩という事です。
笑顔の麗しい人へ贈り好意を伝えるのに向く花言葉です。
笑顔を見せない人へ贈る時は、プレゼントなど笑顔になれる材料も添えましょう。
まとめ
「白いダイヤモンドリリー」は眩しく美しい花です。
花言葉を知れば、更に興味が深まるでしょう。
花を一層好ましく感じさせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。