「清廉」とは心が清いさま、私利私欲に走らないさまを指す言葉です。
心がきれいな方や、清廉潔白であるべき職業(例えば裁判官や警察官など)に就いている方にはぴったりでしょう。
疑いをかけられている時にそれは冤罪です、私は悪いことはしていませんと表現したい時にも良いです。
「清廉」の花言葉を持つ花
「清廉」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「セリ」
セリはセリ科セリ属の花です。
世界に広く分布していますが実は原産地は日本で、東洋では野菜として扱われることがあります。
春の七草を使う七草がゆにするのが最もよく知られている用途ですが、おひたし、炒め物、鍋物、天ぷらなどにしても美味。
また中国ではリウマチや神経痛などに効く生薬として扱われることもあるそうです。
花言葉は「清廉」「高潔」「豊かさ」「貧しくても高潔」「清廉で高潔」などです。
これらは聖徳太子が、病気の母のために必死にセリを摘んでいた少女(のちの芹摘姫、せりつみひめ)を妃にしたときのお話からきているといわれています。
「ハマユウ」
ハマユウはヒガンバナ科ハマオモト属の花です。
その名の通り浜辺に生える花で、7〜9月になると白く細長い花びらを持つ花を付けます。
古くから和歌などに詠まれてきたほか、宮崎県においては県花に、神奈川県横須賀市、山口県下関市、高知県室戸市などでは市町村の花に指定されているそうです。
花言葉は「清廉」「汚れがない」「どこか遠くへ」「あなたを信じます」など。
ハマユウの清廉なイメージは、その花の白さが神事に使われる布である木綿(ゆう)を思わせることからきています。
「清廉」と似た花言葉を持つ花
例えば「潔白」という花言葉は比較的似たように使えるでしょう。
そのような花言葉を持つ花はウメ、サクラ、サルスベリなどです。
ウメとサクラはどちらもバラ科サクラ属の花で、日本の春を代表する花でもあります。
ゆえに知名度は抜群。
時期さえ合えば、入手性も良いでしょう。
一方サルスベリはミソハギ科サルスベリ属の木で、百日紅(ひゃくじつこう)とも呼ばれます。
花期は7〜10月で、主な花の色は紅色や白。
丈夫で扱いやすいので庭木や公園樹として栽培されることもあります。
まとめ
「清廉」という花言葉を持つ花はセリ、ハマユウなどです。
心がきれいな人への贈り物や疑いを晴らしたい時などに良いでしょう。
また場合によっては「潔白」という花言葉を持つウメ、サクラ、サルスベリなども似たように使えます。