「残酷」という花言葉の花は、誰かに苦しみを与えても平気でいられるような酷い人へ贈ると意味は合います。
但し、実際に「残酷」な人をたしなめるつもりで贈ったとしても、あまり響かないでしょう。
距離を取るべき相手です。
創作のキャラクタイメージには向きます。
花の種類や他の花言葉なども盛り込むと、より複雑な心理が構築出来るでしょう。
「残酷」の花言葉を持つ花
「残酷」という花言葉を持つ花は、ありません。
「残酷」と似た意味の花言葉を持つ花
「残酷」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「レタス」
キク科アキノノゲシ属の1年草または2年草です。
花は「タンポポ」に似た花弁(舌状花)だけの構造で、花色は緑がかった黄色です。
切り口から乳液が出る事から、これを母乳の代わりに赤ん坊に飲ませる人、というイメージで「冷酷」「冷たい人」「冷淡な心」という花言葉が付きます。
「冷酷」はあまり直接的な行動は取らないイメージですが、結果として受ける苦しみは「残酷」な人から与えられるものと同じでしょう。
同様に心の冷たさと解釈出来る花言葉としては、「アジサイ(紫陽花)」の「冷酷」「あなたは美しいが冷淡だ」、「リンドウ(竜胆)」の「悲しんでいるあなたを愛する」、「モウセンゴケ(毛氈苔)」の「詐欺」などがあります。
「オナモミ」
キク科オナモミ属の一年草です。
花は壺状の総苞から黄色い筒状花が顔を出して咲きます。
その後に実る果実はトゲだらけです。
人や動物の身体に引っかかり、生息域を広めるいわゆる「ひっつき虫」としての性質があります。
この棘だらけで、衣類などをほつれさせてしまう様子から、「粗暴」という、「残酷」行為をいかにもしそうな花言葉が付いています。
他の花言葉は「頑固」「怠け癖」で、誰かに贈るようなものではありません。
他に害意がありそうな花言葉としては「オトギリソウ(弟切草)」に「敵意」「恨み」、「ロベリア」に「悪意」などがあります。
「オリヅルラン」
キジカクシ科オリヅルラン属の常緑の多年草です。
花茎を伸ばした先に小さな白い花が咲き、そこから芽が出て新たな株を作ります。
このように次々に増えて行く性質から「子孫繁栄」という花言葉があるのですが、同時に「浮気癖」という花言葉も付きます。
浮気はパートナーの心を壊す行為であり、それが常習では十分「残酷」と言えるでしょう。
恋愛に関わる「残酷」は、他に「アネモネ」に「見放される」「儚い恋」という花言葉が付きます。
これらの花を贈る時は気を付けるべきですが、一番大事なのは普段からの信頼関係です。
仲の良い相手が「残酷」な花言葉がある花を贈られれば、まずはうっかりミスを疑うでしょう。
まとめ
「残酷」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花として「レタス」「アジサイ」「リンドウ」「モウセンゴケ」「オナモミ」「オトギリソウ」「オリヅルラン」「アネモネ」などがあります。
現実の人にうっかり贈らないよう気を付けましょう。
もっとも、普段から良い人間関係が作られていれば、多少の失敗は気にも留められないでしょう。