「束縛」という花言葉の花は、恋人に対する激しい執着を伝える贈り物になります。
愛情の深さとして受け容れて貰える場合もありますが、過度な干渉として拒絶される可能性もある、危うい花です。
逆に、相手の「束縛」を指摘し改善を求める場合も意味は合いますが、根本的な認知がズレている可能性があるため、自力の改善は期待し難いでしょう。
意図せず贈る事を避けるために憶えたり、創作などに限り使うのが、トラブルにならない使い方でしょう。
「束縛」の花言葉を持つ花
「束縛」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ジシバリ(地縛り)」
キク科ニガナ属の多年草です。
茎を這い伸ばし何処にでも咲く花で、「タンポポ」に似た淡黄色の花を咲かせます。
この茎が「地面を縛る」ように見える事が、名前と「束縛」という花言葉の由来になっています。
他の花言葉は「いつもと変わらぬ心」「人知れぬ努力」「忍耐」で、根気よくコツコツと「束縛」していく宣言になります。
価値観が極めて近いなら、「ずっと愛し続けてくれる愛情深い人」と解釈して貰える可能性もあります。
「ヤマホタルブクロ(山蛍袋)」
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。
花は俯いた長い釣り鐘型で、花色は白、ピンク、黄色です。
花に蛍を入れて光らせ遊んだ、という逸話から「激しい束縛」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「忠実」「献身的な愛」で、「束縛」の代わりに献身的に尽くすという意味なら一緒に伝えても良いでしょう。
創作で、作家に尽くすファンなどのキャライメージに良いでしょう。
「束縛」と似た意味の花言葉を持つ花
「束縛」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「24本の黒いバラ」
「バラ」は本数や色に花言葉が付いています。
バラには「愛」という共通する花言葉が付いていますが、「黒いバラ」の場合、どのバラよりも「濃い」イメージで「貴方はあくまで私のもの」という花言葉が付きます。
更に、「24本のバラ」には「24時間いつも思っています」という、隙のない「束縛」を表す花言葉が付きます。
これを合わせると、恋人を自分ものと認識し、24時間注意を逸らさないという、完全な「束縛」です。
価値観が合う人にとって、これほど熱烈な愛の言葉はないでしょう。
他に「アサガオ(朝顔)」の「貴方に私は絡みつく」、「アイビー」の「死んでも離れない」なども強烈な「束縛」です。
これ以外に「愛」「あなたを思う」「一緒にいたい」など、度が過ぎれば「束縛」になる花言葉は多くあるため、程度の調整には気を付けましょう。
まとめ
「束縛」という花言葉を持つ花は「ジシバリ」「ヤマホタルブクロ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「24本の黒いバラ」「アサガオ」「アイビー」他多数存在します。
相互の価値観や程度により、良くも悪くもなるため、相手の事をよく考えて贈りましょう。