「援助する」という花言葉の花は、親しい人が困っている時、手を貸したいという意思表示になります。
逆に、「助けて欲しい」という意味にも受け取られるため、誤解のないように他の花言葉と合わせたり、一言添えると良いでしょう。
「援助する」の花言葉を持つ花
「援助する」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「シキミ(樒)」
マツブサ科シキミ属の常緑樹です。
本州以南に分布します。
花は直径3cm程で、緑がかった白い花弁(花被片)を16枚前後付けます。
その後出来る果実は「トウシキミ」に似ていますが有毒の劇物です。
この毒が邪気を祓うとされ、死者の枕元に供える習慣がある事から付いた花言葉が「援助する」です。
他の花言葉は「猛毒」「甘い誘惑」です。
援助に裏がありそうに伝わるため、意図は正しく伝えましょう。
「援助する」と似た意味の花言葉を持つ花
「援助する」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ムラサキケマン(紫華鬘)」
ケシ科キケマン属の花です。
紫色の筒状の花が、連なって咲きます。
全草が有毒ですが、薬として利用もされました。
ここから付いたのが「あなたの助けになる」「助力」という「援助する」と近い花言葉です。
喜んで助けるという意味にはなりますが、毒草なので深読みされる可能性は意識しておくべきです。
「ハートカズラ(ラブチェーン)」
キョウチクトウ科セロペギア属の観葉植物で、名前の通り葉がハート型で、蔓を伸ばします。
心のこもった蔓を差し伸べるイメージで「助け合う」「協力」という花言葉が付きます。
実質的には援助だとしても、「困った時は助け合おう」と言って相手の負担感を和らげるのは、気配りとしてよくある事です。
「援助する」と近い意味と言えるでしょう。
「ガマ(蒲)」
ガマ科ガマ属の水辺に生える草です。
円柱の穂状の花が独特で、その花粉は薬用とされました。
日本神話の「因幡の白ウサギ」のエピソードで、皮を剥がれたウサギを癒したのがこの「ガマ」であった事から、「救護」という花言葉が付きます。
「援助する」と近く、より踏み込んだ助けと言えるでしょう。
他の花言葉は「慈愛」「従順」「素直」「杓子定規」「無分別」「慌て者」「予言」です。
うっかり者の友人を助ける時に良いですが、ある程度は自分で解決させましょう。
これ以外にも「援助」「あなたを救う」など、「援助する」と近い花言葉を持つ花は複数あります。
まとめ
「援助する」という花言葉を持つ花は「シキミ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ムラサキケマン」「ハートカズラ」「ガマ」などがあります。
「援助します」とも「援助して」とも受け取られるため、意図は正しく伝えましょう。