「感激」という花言葉の花は、激しく心震わされた相手に対し、その事を伝え褒める為に贈られるものです。
観客にそれを求め、劇場のディスプレイにしても良いでしょう。
一方、「感激」は感情体験であり、共有する事は難しいものです。
言語的な説明だけでなく、象徴的な花を選べれば、より感情に近いメッセージになるでしょう。
「感激」の花言葉を持つ花
「感激」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ピンクのカスミソウ」
ナデシコ科カスミソウ属のピンク色品種です。
カスミソウは様々な色の花が利用されますが、本来の色は白とピンクで、他は今のところ染色や画像加工です。
粒のように見える小花が付いた細い枝は繊細なレース細工のようで、実体のない感情や魂といったイメージとも繋がります。
このデリケートな魂に僅かでも情熱を表す赤みが足されれば、それは大きく震える「感激」になるのです。
他の花言葉は「切なる願い」で、ピンクというより「赤」のイメージで花言葉が付いています。
結婚式や卒業式、今までの集大成になる演奏会など、何かしら心を傾けて来た事が、大きな節目を迎える場面で、贈ったり飾ったりするのに向く花です。
「感激」と似た意味の花言葉を持つ花
「感激」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ヒイラギナンテン(柊南天)」
メギ科メギ属の常緑樹です。
花は黄色く、その後実る果実は黒紫色になります。
秋には紅葉しますが、落葉する訳ではないため分類としては「落葉樹」に対する「常緑樹」となります。
葉は「ヒイラギ」のように尖り、枝振りはやや垂れ下がった「ナンテン」の特徴を持つ事から「ヒイラギナンテン」の名が付いています。
尖った葉に触れた痛みを感情が揺さぶられる衝撃に喩え、「激しい感情」という「感激」に近い花言葉が付いています。
他に「激情」「愛情は増すばかり」で、強い愛情を感じた時に、より合います。
「キツネノマゴ(狐の孫)」
キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草です。
花は穂状に密に付きますが、咲くのは1個か2個ずつです。
5mmほどの小花の形は唇型で、紫の模様が入った下部分が大きく、全体的には紫色に見えます。
小さく雑草として見逃しそうですが、花は複雑な形で可愛らしい事から「可憐美の極致」という花言葉が付きます。
可愛いものに対する「感激」を表す花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「女性の美しさの極致」「この上なくあなたは愛らしく可愛い」で、意味はほぼ同じです。
可愛らしさに激しく心を揺さぶられる、子供へ贈るのに向きます。
他にも「感動」や「感銘」など、「感激」とイメージの近い花言葉は多いため、自分の感情と相談しながら選ぶと、伝わり易いでしょう。
まとめ
「感激」という花言葉を持つ花は「ピンクのカスミソウ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ヒイラギナンテン」「キツネノマゴ」他多数が当てはまります。
気持ちをよく表す花は、言葉以上に感情を伝えてくれるでしょう。
