「悲嘆」とは悲しみなげく様を表す言葉です。
つらくて心が痛む様子を表す言葉でもあり、悲しみになげきが加わったひどい悲しみの下にいることを表現できます。
今回は「悲嘆」の花言葉を持つ植物を紹介します。
「悲嘆」の花言葉を持つ花
「悲嘆」の花言葉を持つ植物は「マリーゴールド」、「イトスギ」、「ポプラ」です。
これらの植物について説明していきます。
「マリーゴールド」
「マリーゴールド」は和名で千住菊と呼ばれるキク科タゲテス属の植物です。
開花期は6月から10月で、1年間に10回ほどある聖母マリアを讃えるキリスト教の祭日の時には必ず「マリーゴールド」が咲いていることから聖母マリアの黄金の花(「マリーゴールド」)と名付けられました。
「悲嘆」の花言葉もありますが、黄色いマリーゴールドの花言葉には「健康」というものもあります。
「イトスギ」
「イトスギ」はヒノキ科イトスギ属の針葉樹です。
剪定をしなくとも円錐形にまっすぐ伸びていく性質を持っているため街路樹にも適しています。
キリストが処刑される際、「イトスギ」で作られた十字架にかけられたと伝わっていることから、西洋では死の象徴と見られることもあります。
「ポプラ」
ヤナギ科ヤマナラシ属の「ポプラ」は、「イトスギ」と同様に街路多樹として利用されることが多い植物です。
「ポプラ」の葉の茎のように見える部分(葉柄)が平たいため、葉が音を立てて揺れる特徴がありますが、キリストが処刑された際に飛び散った血が「ポプラ」にかかり、罪を償うために常に揺れているのだ、とされています。
「悲嘆」の他に「勇気」という花言葉も「ポプラ」は持っています。
「悲嘆」に関連した花言葉を持つ花
「悲嘆」に関連した花言葉を持つ植物は「紫のヒヤシンス」、「シダレヤナギ」です。
これらの花言葉について説明していきます。
「紫のヒヤシンス」
キジカクシ科ヒヤシンス属のヒヤシンスは、「スポーツ」、「ゲーム」「悲しみを超えた愛」です。
特に「紫のヒヤシンス」には「悲しみ」、「悲哀」、「ごめんなさい」といった花言葉がついています。
これらはギリシア神話に登場する美少年ヒュアキントスが死んだ体から流れた血が「紫のヒヤシンス」に変わったというエピソードに由来するものです。
「シダレヤナギ」
ヤナギ科ヤナギ属の「シダレヤナギ」は、ほとんどのものが3月から4月にかけて花を咲かせます。
枝垂れた枝が長く垂れ下がる様子が特徴的な「シダレヤナギ」の花言葉は「悲哀」、「我が胸の悲しみ」、「愛の悲しみ」など、悲しげな言葉が並びます。
その一方で、風に枝がなびく様から「自由」という花言葉も持っています。
まとめ
悲しみよりももっと強い、嘆くほどの悲しみを表す「悲哀」にまつわる花言葉はいくつも存在します。
気持ちを伝える際の参考になさってください。