「復讐」は穏やかではない単語ですが、こういう花言葉を持つ花も存在します。
全ての恋や人間関係が幸せで満足なものであれば良いのでしょうが、現実はそうではないということもあるのでしょう。
言うまでもなく、一般的な贈り物には不向きな花言葉です。
現実的にはさり気なく飾って匂わせる、あるいは受けた屈辱を忘れないために、いつかその屈辱を晴らすために必ず見える場所に飾って戒めにするといった使い方になるでしょうか。
しかし一般的には、最良の復讐は幸せになることだと言われています。
「復讐」の花言葉を持つ花
「復讐」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「シロツメクサ」
シロツメクサはマメ科の花です。
日本全国に分布しており、公園や空き地、グラウンドなどで普通に見ることができます。
またクローバーとも呼ばれ、特に四つ葉のものは幸運のシンボルとして有名です。
主な花言葉は「復讐」「幸運」「約束」「私を思って」など。
この中で「復讐」という単語だけがネガティブで浮いていますが、これは約束が果たされなかった時、クローバーの力はネガティブな方に向くとされていることからきているようです。
「トリカブト」
トリカブトはキンポウゲ科の花です。
ドクゼリ、ドクウツギと並んで日本三大有毒植物のひとつとされるほど、強力な毒を持つことで知られています。
花言葉は「復讐」「騎士道」「栄光」「人嫌い」「厭世家」など。
これらはその花が騎士の兜に似ていることやその強い毒などからきています。
一応切り花として販売されることもあるようですが、花や葉茎はもちろん、花粉や挿した花瓶の水にも猛毒があるので取り扱いには細心の注意が必要です。
「アザミ」
アザミはキク科の花です。
トゲに守られたとげとげしい形の花を付けるのが特徴で、トゲクサと呼ばれることもあります。
花言葉は「報復」「独立」「厳格」「触れないで」など。
自分から積極的に仕返しに行くシーンよりは、相手の狼藉から自分や自分の大切な人たちを守るようなシーンに適しているでしょう。
ちなみにスコットランドには、アザミのトゲのおかげで国を守ることができたという伝説があります。
それゆえ、スコットランドではアザミが国花に指定されているそうです。
「復讐」と似た花言葉を持つ花
例えば春の訪れを告げる山菜として知られるフキノトウには「処罰は行わなければならない」という花言葉があります。
これはフキノトウの根に毒があることからきているそうです。
またハナズオウというマメ科の木には「裏切りのもたらす死」という花言葉があります。
これはイエス・キリストを裏切ったユダがこの木で首を吊って死んだことからきているそうです。
まとめ
「復讐」やそれに類する花言葉を持つ花としてはシロツメクサやトリカブト、アザミなどが挙げられます。
しかし、最良の復讐は幸福になることだということは忘れないでおきたいものです。