調理しやすく栄養豊富な「小松菜(コマツナ)」は、アブラナ科アブラナ属の野菜で、江戸時代初期に「ククタチナ(茎立菜)」から改良されたものです。
一年中売られていますが、旬は冬で、花期はその後の3月から5月頃になります。
花はアブラナ科の特徴のある黄色い花弁4枚で、「菜の花」として食べる事もできますが、通常の「コマツナ」畑ではそこまで育てません。
今回は、「コマツナ」の花言葉について解説します。
「小松菜(コマツナ)」の花言葉
「小さな幸せ」「快活な愛」です。
「ナノハナ」の花言葉と一部共通します。
可愛らしい花のイメージ通り、いずれも良い意味で、カジュアルな贈り物に合うでしょう。
「小さな幸せ」
豪華さはありませんが、小さくても可愛らしい花が咲き、春の訪れを告げる事から付いた花言葉です。
幸せは小さなものに本質があります。
大きな幸せは滅多にあるものではなく、手にするために支払う代償は重いものです。
一方、「小さな幸せ」は、おいしい朝食であったり、思い立って飾った野の花であったり、よく干せた布団で眠れたり、と、ささやかなものでしょう。
ですが、こういうものがあってこそ、日々を明るく過ごせるのです。
そこで満たされた心が、大きな幸せにチャレンジする気持ちも作ります。
小松菜で一品作り、今日の夕食に幸せを足してみるのも良いでしょう。
一方、大きな幸せ、つまり結婚祝いなどの場には向きません。
花よりも栄養があって良いという話にはなりません。
大きなお祝いは、日常と違う事自体も重要なのです。
「快活な愛」
「ナノハナ」共通の花言葉で、生命が動き出す春に、太陽を思わせる黄色い花が咲き始める事から付いたものです。
一方、「コマツナ」独自の性質として、尖った部分のない丸い葉が元気よく伸びる様子、栄養豊富で健康に良く、愛情で調理される事も意味が合います。
快活さと共に投げかけられる愛は、日々の健康や気分を保つため、家族へ向けられるものです。
独りで暮らしている人も、自分を楽しませるために、様々に料理してみると良いでしょう。
愛は他人にしか向けられないような、半端なものではありません。
他人への愛のために自らを削ったところで、先細りしていくだけです。
自分を愛し愉しみ、快活でいる事が、周囲への愛情を再生産していくのです。
「小松菜(コマツナ)」の豆知識
「コマツナ」の名前の由来には諸説あります。
その1つに、8代将軍「徳川吉宗」が命名した、というものがあります。
吉宗が鷹狩りで西小松川を訪れた折、香取神社で青菜の雑煮を振る舞われました。
これを気に入った吉宗が、その青菜を「コマツナ」と名付けた、というものです。
まとめ
「コマツナ」の花言葉は「小さな幸せ」「快活な愛」です。
名前の由来としては徳川吉宗が命名した、という説があります。
食卓も楽しくしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
