「夕顔(ユウガオ)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「夕顔(ユウガオ)」の花言葉とは? 花言葉

「夕顔(ユウガオ)」はウリ科ユウガオ属の一年草です。

アサガオやヒルガオ、ヨルガオと同じつる性植物ですが、これらはヒルガオ科であり「夕顔(ユウガオ)」の仲間というわけではありません。

主に花を観賞したり、実をかんぴょうに加工するのに利用される種で、特に新潟県、栃木県、山形県などでは盛んに栽培されています。

また人との関わりは古く、源氏物語にその名を冠した巻が存在するほど。

ちなみに花は白く、花びらの縁はフリルを思わせるような形をしています。

開花期は7〜9月。

名前の通り、花には夕方に開き翌朝にしぼむという性質があります。

「夕顔(ユウガオ)」の花言葉

「夕顔(ユウガオ)」の花言葉は「儚い恋」「夜」「夜の思い出」「魅惑の人」「罪」「罪深い人」などです。

このうち「儚い恋」「夜」「夜の思い出」は、花が夕方に開き翌朝にしぼんでしまうという性質を持つことからきています。

一方「魅惑の人」「罪」「罪深い人」ははるか昔の小説である源氏物語に由来するものであると言われているようです。

源氏物語には夕顔の君という人物が登場するのですが、主人公の光源氏と夕顔の君との恋は六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)を大いに苦しめてしまいます。

名前からは分かりにくいですが、六条御息所は光源氏の恋人のひとり。

今では誤った説とされていますが、後に夕顔の君を取り殺した物の怪の正体は六条御息所であるという話は未だに広く信じられているようです。

ともあれ花言葉は、贈り物とするには使いにくいものが多いと言えます。

またつる性でありスペースを取るうえ、夜にしか花開かないということもあり贈り物にするよりは、育てて愛でる花であると言えるでしょう。

「夕顔(ユウガオ)」の豆知識

「夕顔(ユウガオ)」はヒョウタンの変種です。

ヒョウタンの中から苦くない実を付けるものを選抜して改良したものが「夕顔(ユウガオ)」であり、また「夕顔(ユウガオ)」は細長い実を付ける「ナガユウガオ」と丸い実を付ける「マルユウガオ」の2種類に大別されます。

このうちかんぴょうの原料となるのはマルユウガオの方です。

ではナガユウガオは何に使われているのかといいますと、スープ、煮物、炒め物などといった料理に利用されます。

もちろん、料理にマルユウガオの方を使っても問題ありません。

ウリ科らしく淡泊で優しい味わいで、特に岩手県や山梨県などでは郷土料理にも使われているそうです。

まとめ

「夕顔(ユウガオ)」はウリ科の一年草です。

アサガオやヒルガオ、ヨルガオはヒルガオ科なので同じ仲間というわけではありませんが、名前通り花は夕方に咲いて翌朝にしぼみます。

また果実は煮物や炒め物といった料理に使われるほか、丸いものはかんぴょうに加工されます。

なお花は夏に咲く白いもので、花言葉は「儚い恋」「夜」「夜の思い出」「魅惑の人」「罪」「罪深い人」など。

これらは夜の間だけ咲くという花の性質や、源氏物語からきたものであると言われています。

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