「哀悼」とは人の死を悲しみいたむことを指す言葉です。
亡くなった事実を悲しむ感情を表す「哀悼」という花言葉を持つ植物を贈ることで、亡くなったことが悲しい、寂しいといった思いを遺された方に示すことができます。
今回は「哀悼」の花言葉を持つ植物について紹介します。
「哀悼」の花言葉を持つ花
「哀悼」の花言葉を持つ植物は「バッコヤナギ」、「イトスギ」です。
ともに高木に分類される植物で樹木として親しまれています。
「バッコヤナギ」
「バッコヤナギ」は、ヤマネコヤナギ(山猫柳)ともよばれるヤナギ科ヤナギ属の落葉高木です。
バッコとはベコ(牛)が訛った言葉で、牛が「バッコヤナギ」の花をよく食べることからこの名前がつけられたとされています。
「バッコヤナギ」はまな板、船舶材として木材が用いられていた歴史があり、日本人にとって身近な植物、木の一つであるといえます。
そんな「バッコヤナギ」には「哀悼」のほか、「悲哀」という花言葉がつけられています。
「イトスギ」
「イトスギ」はヒノキ科イトスギ属の針葉樹です。
剪定を特にせずとも円錐の形を保って大きくなっていく特徴があり、「イトスギ」の仲間ゴールドクレストは選定してトピアリーに利用されることもあります。
古来から「イトスギ」は生と死の象徴として扱われてきた歴史があり、ヨーロッパの絵画にも度々登場、特にゴッホの絵画には印象的に使用されています。
「哀悼」の他に「死」、「絶望」といった花言葉が並ぶ「イトスギ」は、ヨーロッパでは墓地に植えられることが多い植物です。
「哀悼」に関連した意味の花言葉を持つ花
「哀悼」に関連した意味の花言葉を持つのは「ハナニラ」、「リンドウ」です。
これらの植物について紹介します。
「ハナニラ」
「ハナニラ」はネギ科ハナニラ属の植物です。
桜が咲く3月から4月に星型の花を咲かせることからSpring starflowerとも呼ばれます。
憂いを帯びたような青色の花姿から「悲しい別れ」、「耐える愛」という花言葉がつけられました。
「リンドウ」
リンドウ科リンドウ属の「リンドウ」は9月から11月ごろ、釣鐘型の花を咲かせる植物です。
野生の「リンドウ」は群生せず、単独で花を咲かせる特徴があります。
「あなたの悲しみに寄り添う」、「悲しんでいるあなたを愛する」といった花言葉を持つ植物です。
まとめ
「哀悼」の気持ちを贈る場面は様々です。
亡くなった方への気持ち、遺された方に送る気持ちなど様々ありますが、自身の気持ちにしっくりくる花言葉を選ぶ参考になさってください。