「古風」という花言葉の花は、ファッションや振る舞いなどに、古き良き伝統的なセンスを持つ親しい人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
伝統芸能などに趣味がある人にも良いでしょう。
一方「古くさい」「遅れている」というネガティブな評価にもなるため、あなたが本当に良いと思っている事が重要になります。
「古風」の花言葉を持つ花
「古風」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ウツギ(空木)」
アジサイ科ウツギ属の落葉樹です。
平安時代の『枕草子』でも言及されている白い花で、旧暦4月(卯月)頃に咲くことから「卯の花」の別名もあります。
そのようなイメージから「古風」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「風情」「秘密」です。
「秘密」というのは、「空木」の名の通り枝が中空になっている性質から、「中に何か隠す」というイメージから付いたものです。
周囲に公表していない恋人へ、内緒のメッセージを送る時、添えるのに向きます。
勿論、「秘密」を楽しめている期間に限ります。
「古風」と似た意味の花言葉を持つ花
「古風」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「カヤツリグサ(蚊帳吊草)」
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草で、古代エジプトの記録媒体として利用された「パピルス」と近縁である事から「歴史」「伝統」という花言葉が付いています。
「カヤツリグサ」という名前の方は、子供が茎を切って「蚊帳」の四角い形を作って遊んだ事が由来とされています。
今では、子供が野で遊ぶ風景も過去のもので、「歴史」「伝統」のイメージと言えるでしょう。
「クリスマスローズ(寒芍薬)」
キンポウゲ科クリスマスローズ属の、落ち着いた色合いで色数の多い花です。
中世ヨーロッパで、戦いに赴く戦士へ恋人が贈った花とされる事から、「私を忘れないで」という花言葉が付きます。
その後、戦地で戦士が恋人と過ごした日々を思い出すイメージで付いた花言葉が「思い出を懐かしむ」です。
「懐かしむ」という言葉も、中世ヨーロッパという舞台設定も、「古風」と近い意味の花言葉と言えます。
他の花言葉は「追憶」「慰め」「いたわり」「私の心を慰めて」「不安を取り除いて下さい」「スキャンダル」「悪評」「誹謗」「中傷」「中毒」「発狂」です。
悪い意味が付くのは、有毒の性質からで、取り扱い注意の意味でもあります。
良い言葉だけ伝える時も、毒の忠告はしておきましょう。
他にも「追想」「懐かしい思い出」など、「古風」と結び付く花言葉を持つ花は、多数あります。
まとめ
「古風」という花言葉を持つ花は「ウツギ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「カヤツリグサ」「クリスマスローズ」他多数です。
「古くさい」という悪い意味にも解釈される言葉ですが、あなたの気持次第で伝わり方も変わるでしょう。