「不器用な愛」とは、愛情を伝えるのが不器用な場合や、愛する気持ちが何かしら歪で柔軟性に欠ける様子を表します。
「不器用な愛」という花言葉の花は、意中の人に上手く気持ちを伝えられない友人へ贈り、元気付けるのに向きます。
創作で、愛情を持ちながら、表現方法に問題がある悪役キャラのイメージにも良いでしょう。
「不器用な愛」の花言葉を持つ花
「不器用な愛」という花言葉を持つ花はありません。
「不器用な愛」と似た意味の花言葉を持つ花
「不器用な愛」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「サルスベリ(百日紅)」
ミソハギ科サルスベリ属の植物で、樹皮が滑らかである事から、猿も滑るというイメージで名前が付いています。
この滑り落ちるイメージから「不器用」という花言葉が付きます。
そこで滑る猿は「器用」でないと意味が通じませんが、落ちる姿だけ切り取って見せられ「猿が不器用」と思ってしまうのは、よくある事です。
「不器用」には、愛も当然含まれるため「不器用な愛」に近い花言葉でしょう。
他の花言葉は「不用意」「愛嬌」「愛敬」「活動」「世話好き」「潔白」「あなたを信じる」「雄弁」で、「不器用」なところに愛嬌があって好ましい人へ贈るのに向きます。
「トベラ(ピットスポルム)」
トベラ科トベラ属の木で、白い花が放射状の葉にずっと守られているように見える事から、過保護でやり過ぎの人に喩え「偏愛」という言葉が付きます。
「愛は与えるもの」とはいいますが、与えられる側の為にならないのでは不良品です。
自分の気持ちを制御しつつ、相手の心を想像し、良い影響を与える形で愛情を伝えるというのは、器用さが必要なものです。
これが出来ない「偏愛」は「不器用な愛」の1つの形でしょう。
他の花言葉は近い意味の「慈しみ」、種が鳥にくっつき運ばれる性質の「飛躍」です。
意味に統一性はないため、伝えたい言葉だけ選んで贈ると良いでしょう。
「オシロイバナ(白粉花)」
オシロイバナ科オシロイバナ属の白や赤紫の花で、夕方からひっそり咲く事から「内気」「恥じらい」「小心」「臆病」「遠慮」「しめやかな愛情」「あなたを想う」「私は恋を疑う」「信じられない恋」「病気」といった花言葉が付きます。
いずれも、恋する心を持て余す、恋の病に悩む内気さを表し、「不器用な愛」と近い花言葉です。
これ以外にも「心に秘めた愛」「無言の愛」など、近い花言葉を持つ花は多くあります。
まとめ
「不器用な愛」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花は「サルスベリ」「トベラ」「オシロイバナ」他多数です。
片想いの友人を元気付ける時などには良いでしょう。