「不信」という花言葉の花は、信用ならない相手に対する拒絶のメッセージになります。
そういう相手と長々関わる事はないため、どちらかと言えば、親しい人にうっかり贈ってしまわないよう覚えておく花です。
花言葉が絶対ではありませんが、悪いイメージの花言葉は、毒性やトゲなど、扱いの難しさを表している場合もあるので、気に掛かった時は一歩立ち止まるのも良いでしょう。
「不信」の花言葉を持つ花
「不信」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「コケモモ(苔桃)」
ツツジ科スノキ属の常緑樹、またはその果実です。
名前に「苔」が付きますが、これは背の低い植物全般を指す言葉で、庭園の岩などに貼り付く地衣類の「苔」とは関係ありません。
花は釣り鐘型で、花色は白からピンクです。
その後、球形の果実が赤く熟します。
生食できますが、酸味が強く、ジャムや果実酒など加工して食べる事が一般的です。
おいしそうな見た目を裏切る酸味の強さから付いたのが、「不信」という花言葉です。
他の花言葉は「裏切り」「冷淡」「くじけるな」「小さな甘いトキメキ」で、新生活で騙されないよう心がけ、スマホの待ち受けなどにするのに向きます。
「ラベンダー」
シソ科ラヴァンドラ属の常緑樹です。
花は直立した茎に小花が多数集まり穂を形成します。
花色は白から紫です。
その香りから、ハーブとしても利用されます。
香りと似つかわしくない地味な花である事から付いたのが「不信」という花言葉です。
他に「疑い」「沈黙」「私に答えて下さい」「清潔」「優美」「期待」「繊細」「芳香」などの花言葉が付きます。
良い意味で贈りたい時は、カードなどで伝える花言葉を限定しましょう。
「ハナズオウ(花蘇芳)」
マメ科ハナズオウ属の落葉樹です。
花は枝から直接咲くように見え、花色は白から赤です。
キリスト教の開祖「イエス・キリスト」を裏切った使徒「イスカリオテのユダ」が、後悔して命を絶ったのが「ハナズオウ」の下だった、とされる事から「不信」という花言葉が付いています。
但し、実際の『新約聖書』に「ハナズオウ」は出て来ず、「ユダヤの木」の誤訳の可能性が指摘されています。
他の花言葉は「裏切りのもたらす死」「不信心」「エゴイズム」「疑惑」といった悪い言葉と、「喜び」「目覚め」「豊かな生涯」「高貴」といった良い言葉が混じります。
他に「ゲッケイジュの花」にも「不信」という花言葉が付きます。
「不信」と似た意味の花言葉を持つ花
「不信」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「疑惑」が「アンズ(杏)」「カンナ」、「疑い」が「ピンクのゼラニウム」、「疑いを持つ」が「シクラメン」についています。
まとめ
「不信」という花言葉を持つ花は「コケモモ」「ラベンダー」「ハナズオウ」「ゲッケイジュの花」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「アンズ」「カンナ」「ピンクのゼラニウム」「シクラメン」などがあります。
悪い花言葉は、扱いが難しい性質を表している場合もあるため、気を付ける花として覚えておくと良いでしょう。