「ワレモコウ(吾亦紅)」という花をご存知でしょうか。
「ワレモコウ(吾亦紅)」は、ユーラシア大陸温帯~亜寒帯、北米大陸北西部~西部が原産であり、バラ科ワレモコウ属の多年草です。
長い茎の先に小さな花が密集した、おだんごのような珍しい形をしています。
集まった小さな花に実は花びらはありません。
葉っぱが変化した「萼(がく)」と呼ばれるものと、小形の葉である「苞(ほう)」で、形成されているのです。
7月~10月にかけて、少し黒っぽい赤やピンクの花を咲かせます。
今回は「ワレモコウ(吾亦紅)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「ワレモコウ(吾亦紅)」の花言葉
「ワレモコウ(吾亦紅)」の花言葉は、基本的には「変化」「移りゆく日々」「愛慕」という意味が有名です。
控えめな色合いで周りの風景に溶け込み、風に揺れる「ワレモコウ(吾亦紅)」は、周りに流されることなく移ろう時を眺めているように見えます。
そんなイメージにぴったりの控えめな言葉が並んでいますね。
「変化」「移りゆく日々」
環境や、物事の変わり目に贈るといいでしょう。
フラワーアレンジメントのアクセントとしても人気ですが、乾燥させても色あせないため、ドライフラワーにして贈るのもいいですね。
「愛慕」
「愛慕」とは、深く愛し慕うという意味です。
愛する相手に、深い愛情を伝えるのにぴったりの意味合いです。
「明日への期待」
相手を応援したい時や、新しい環境へ飛び込む時におすすめです。
「ワレモコウ(吾亦紅)」の花言葉の由来
「ワレモコウ(吾亦紅)」の花は、穂の上から下へと先進む珍しい咲き方をします。
「変化」「移りゆく日々」という花言葉は、上から下に移りながら咲く、ワレモコウ独特の咲き方にちなんだものと考えられています。
また、「愛慕」という想いや感情に浸る意味の花言葉は、秋の季節に頭を垂れるように咲く花姿がもの思いにふけっている人を連想させることからつけられました。
「ワレモコウ(吾亦紅)」の豆知識
「ワレモコウ(吾亦紅)」の名前の由来は、昔、人々が花の色が何色かを議論している際、花が自ら「吾も亦紅なり」と言い、自分も美しい紅色の花の仲間であると主張したことから「吾亦紅」という名前になったと言われています。
他にも諸説ありますが、自ら美しさを訴え名前を獲得したというユニークな説です。
まとめ
「ワレモコウ(吾亦紅)」は個性的な見た目ですが、主張しすぎない控えめさもあるので、プレゼントの花束にも取り入れやすい花です。
花言葉の意味を知ることで、花束の種類を選ぶことが楽しくなります。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。