「カシス」の名でも知られる「クロスグリ(ブラックカラント)」は、スグリ科スグリ属の落葉樹です。
ヨーロッパ、中央アジア、西アジア原産で、果樹として世界中で栽培されています。
花は花弁が濃紫で中央が薄緑、花期は５月から６月です。
果実は球形で黒または濃紫で、強い酸味があります。
今回は、「クロスグリ」の花言葉について解説します。
「クロスグリ(ブラックカラント)」の花言葉
「あなたを喜ばせる」「あなたの不機嫌が私を苦しめる」「あなたに嫌われたら私は死にます」といいます。
良い意味と悪い意味があるので、贈る時は意図を明らかにしましょう。
深読みする人には向きません。
「あなたを喜ばせる」
「クロスグリ」の果実が、リキュールやジャム、ゼリーなどでおいしく食べられる事から付いた花言葉です。
親しい人へ、サプライズのプレゼントなどと一緒に贈るのに向きます。
食べると幸せになれるスイーツに入れるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、特に喜ばせる材料がない時です。
今後喜ぶような事があれば良い、というようなニュアンスなら合いますが、意図は速やかに正しく伝えましょう。
期待外れは喜びと真逆の感情です。
「あなたの不機嫌が私を苦しめる」
同属の「スグリ」にトゲがある事から、同じイメージで付いた花言葉です。
酸味の強さからも意味が合います。
親しい人が機嫌を悪くしている時、機嫌を取るため贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、不機嫌の原因があなたにある時です。
「苦しめられたのはこっちだ」と、不機嫌が倍増するだけです。
「あなたに嫌われたら私は死にます」
こちらもトゲのイメージから付いた花言葉です。
極端な表現のため、誰かに贈るには向きません。
自分の命を代償に相手の気持ちを強引にねじ曲げようとする自分勝手な表現で、悪い印象しか与えません。
創作で、愛する人のため、死ぬ運命にあるキャラクタのイメージには使えます。
「クロスグリ(ブラックカラント)」の豆知識
「クロスグリ」は、「カシス」と呼ばれる通り、リキュールの「クレーム・ド・カシス」の材料です。
カクテルで有名な「カシス・ソーダ」や「カシオレ(カシス・オレンジ)」に使われるリキュールです。
カクテルの色から赤いイメージがありますが、赤いスグリの「レッドカラント」は使われていません。
まとめ
「クロスグリ」は加工品で目にする機会の方が多い植物です。
花言葉を知れば、果実や株の姿にも興味が湧くでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
