「リンデンバウム」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「リンデンバウム」の花言葉とは? 花言葉

シューベルトの歌曲で知られる「リンデンバウム」は、アオイ科シナノキ属の落葉樹です。

ヨーロッパ原産の交雑種で、各地に自生する他、街路樹として植栽されたり、木材として楽器や木彫材などにも利用されます。

花は黄緑色で雄しべが目立ち、垂れ下がったブラシのような形で、花期は初夏です。

英語で「コモン・ライム」の名がある通り、香りが良くハーブとして利用でき、蜜源としても有用です。

今回は、「リンデンバウム」の花言葉について解説します。

「リンデンバウム」の花言葉

「夫婦愛」「結婚」「熱愛」「情熱の恋」といいます。

いずれも1つの古代ギリシャ神話が由来の花言葉です。

仲の良い老夫婦が、主神「ゼウス」に死後も永遠に過ごせるよう願い、「カシノキ」「リンデンバウム」にしてもらったという話です。

プロポーズから結婚式、結婚記念日など夫婦に関わるお祝いや贈り物に向きます。

「夫婦愛」

老夫婦が永遠に一緒にいたいと願う愛情から付いた花言葉です。

夫婦は、一家を成り立たせる最重要メンバーです。

親子三世代の家庭があったとして、子供や親が抜けても存続しますが、夫婦が別れた瞬間消えてしまうのです。

本来赤の他人だった2人を、それほど堅固に結びつける夫婦愛は、何とも不思議で尊いものと言えます。

結婚記念日のお祝いに向く花言葉です。

「結婚」

こちらも老夫婦の結婚を表す花言葉です。

未婚率の上昇が叫ばれる昨今ですが、結婚への意識がそこまで変わった訳でもありません。

単に、昭和期の「何としても結婚しなければならない」という同調圧が和らいだ結果です。

いずれにせよ、結婚は喜ばしいものです。

結婚する友人への贈り物や、そのお返しなどに向く花言葉です。

「熱愛」

老夫婦の老いても熱い愛情を表す花言葉です。

熱愛というと、ゴシップ記事のイメージになってしまいますが、本来後ろ暗い事のない、純粋な愛情です。

愛情を伝える恋の告白や、プロポーズへ添えるのに向きます。

「情熱の恋」

老夫婦は、情熱的な恋で結ばれたのでしょう。

一方、情熱的過ぎる恋は冷めやすいともいいます。

これは、最高温と比べると、大きく冷めたように見えるという錯覚でしょう。

恋をスタートダッシュとして、互いを思いやる愛へ切り替えて行くのが、長続きする流れと言えます。

恋の告白に向く花言葉です。

「リンデンバウム」の豆知識

「リンデンバウム」は、ドイツ名ですが、和名が「セイヨウシナノキ(西洋科の木)」または「セイヨウボダイジュ(西洋菩提樹)」です。

「ナツボダイジュ(夏菩提樹)」「フユボダイジュ(冬菩提樹)」の交雑種です。

日本で単に「ボダイジュ(菩提樹)」と呼ぶ木は、中国原産の「コバノシナノキ」です。

一方、釈迦が近くで悟りを開き、「仏教の聖木」とされるのはクワ科の「インドボダイジュ」で、別種です。

細かい区別が必要な時は、それぞれ「ボダイジュ」の入らない別名を使った方が分かりやすいでしょう。

まとめ

「リンデンバウム」は古くから愛された木です。

花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。

植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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