「リビングストンデージー」は、ハマミズナ科ドロテアンツス属の一年草です。
南アフリカ原産で、日本には昭和10年に渡来しました。
花色は赤から白、オレンジ、黄色で、中央部にかけて白または黄色にグラデーションがかかります。
花期は3月から5月です。
今回は、「リビングストンデージー」の花言葉について解説します。
「リビングストンデージー」の花言葉
「瞳の輝き」「華やかさ」「気前よく与える」「大成功」などがあります。
良い意味と、少し悪い意味が混ざるため、贈る時には意図を明らかにしましょう。
「瞳の輝き」
日が当たる時だけ咲く性質から、光を受けて輝くイメージで付いた花言葉です。
閉じた時の様子から「失恋」という花言葉もあります。
この花言葉が合わないのは、平常運転で暗い雰囲気の人です。
案外、こういう人も、自分の趣味の領域では瞳を輝かせる事があるので、助言としても響きません。
「華やかさ」
花弁が多く、賑やかで華やかな印象から付いた花言葉です。
同じ由来で「賑やかな人」「華麗な舞」という花言葉も付いています。
華やかな美しさを持ち、言動の明るい人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、美しくても暗く妖しいイメージの人です。
魅力的ではありますが、方向性が違います。
「気前よく与える」
花が大きく存在感があり、群生すると宝の山のように見える事から付いた花言葉です。
気前が良く、ケチケチした印象のない人へ贈るのに向きます。
金品に限らず、汗をかく事を惜しまず手を貸してくれる人にも良いでしょう。
惜しみない愛情を与えてくれる人も意味が合います。
この花言葉が合わないのは、金品をくれたり奢ったりした事を、ずっと覚えて恩に着せる人です。
「気前が良い」という言葉は、執着のなさも意味に含まれるものです。
「大成功」
「リビングストンデージー」の名は、姿が「デージー」に似ていて、「デイヴィッド・リビングストン」が発見した事が由来です。
リビングストンはスコットランドの宣教師で、布教のためアフリカを探検しました。
彼が、ヨーロッパ人で最初に、「暗黒大陸」と呼ばれたアフリカ大陸横断を成し遂げた事から付いた花言葉です。
困難に取り組んでいる人へ贈るのに向きます。
成功した人を祝い讃えるために贈るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、大きな失敗で痛手を受けている人です。
「次は成功しよう」という意味なら合いますが、再挑戦が難しい状況の場合、相手を苛立たせるだけです。
そこはまだ、愚痴を聞いてあげるタイミングです。
まとめ
「リビングストンデージー」はカラフルで賑やかな花です。
花言葉を知れば、ここに至るまでの歴史にも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。