枝全体を覆うような白い花が美しい「ユキヤナギ(雪柳)」は、バラ科シモツケ属の落葉樹です。
海外では中国、国内では関東地方以西から九州に分布し、山地の岸壁や岩礫地に生育し、鑑賞用として庭木や鉢植えなどでも利用されます。
花は直径8mm程で、白い花弁が5枚付き、枝全体をびっしりと覆います。
花期は3月から5月です。
今回は、「ユキヤナギ」の花言葉について解説します。
「ユキヤナギ(雪柳)」の花言葉
「愛らしさ」「気まま」「殊勝」「静かな思い」などがあります。
良い意味が揃っており、贈り物にも向きます。
「愛らしさ」
小さく白い花の姿から付いた花言葉です。
同じ由来で「愛嬌」という花言葉も付いています。
可愛らしいイメージのある人へ贈るのに向きます。
キュート系のファッションアイテムの売り場ディスプレイにも使えるでしょう。
「気まま」
「ユキヤナギ」の枝が柔らかく、風に揺れ自在に動く様子から付いた花言葉です。
花が咲いた姿を猫の尻尾に喩えても、意味が合います。
他人を過度に気にすることなく、思うままに行動出来る人へ贈るのに向きます。
高い実力から、自分のペースで仕事に取り組めている人にも良いでしょう。
どんなコーデにも合う、普段使い向きバッグの商品イメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、気ままに行動した結果、周囲に多大な迷惑をかける人です。
次からは警戒されて、自分がいられる空間がどんどん狭まるため、とても気ままとは言えません。
「殊勝」
殊勝とは、心がけが健気で感心という意味です。
白く小さい花の姿や、はらはらと散る様子から付いた花言葉です。
枯れて汚くなる前に散るという引き際の良さから「賢明」の花言葉も付いています。
心がけの良い教え子などへ贈るのに向きます。
「静かな思い」
こちらも小さく白い花のイメージから付いた花言葉です。
思いが届かない相手を、長く想い続けている友人などへ贈るのに向きます。
特定の芸能人などのファンを、熱烈ではないけれど長く続けている人にも合います。
「ユキヤナギ(雪柳)」の豆知識
「ユキヤナギ」の名は、花が雪のよう白く、枝がしなやかで「シダレヤナギ」のように見える事から付いたものです。
種類としては、シダレヤナギはヤナギ科で、「ユキヤナギ」と共通点はありません。
まとめ
「ユキヤナギ」の1つの花は小さいですが、全体で見ると目を惹きます。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。