「ユウガギク(柚香菊)」はキク科シオン属の多年草です。
日本固有種で、近畿地方以北に分布し、山地や草原、田んぼの畦などに生育します。
花は直径3cmほどの一重のキクで、黄色い筒状花の周囲に白または薄紫色の舌状花がやや隙間を空けながらつき、2、3個ずつ咲きます。
花期は7月から10月です。
今回は、「ユウガギク」の花言葉について解説します。
「ユウガギク(柚香菊)」の花言葉
「天真爛漫」「陽気に騒ぐ」といいます。
いずれも明るい良い言葉で、意味が合う人への贈り物や、お祝いの場などに合います。
一方、お見舞いや不幸な場面には向きません。
「天真爛漫」
天真は生まれつき、爛漫は自然のまま輝き現れるという意味で、無邪気で輝くような様子を指します。
「ユウガギク」が野に生えるながら可愛らしい花を咲かせる事や、よく枝分かれして広がる様子から付いた花言葉です。
特に意図して振る舞っていないけれど、明るく元気な人へ贈るのに向きます。
そこまで賑やかでなくても、性格が真っ直ぐでいつも明るい気分で過ごしている人にも合うでしょう。
天真爛漫に育って欲しいという意味で、小学校や幼稚園に植える事も出来ます。
たまには野に出て「ユウガギク」を眺め、素直な心に立ち返ってみるのも良いでしょう。
この花言葉が合いそうで合わないのは、人づきあいの戦略として明るく振る舞っている人です。
天真爛漫は、生まれつきの部分が一番重要なので、これは意味が異なります。
「陽気に騒ぐ」
「ユウガギク」が枝分かれして広がり、花を複数咲かせる様子から付いた花言葉です。
普段から陽気で、賑やかな事が大好きな人へ贈るのに向きます。
明るい由来のお祭りや、宴会のディスプレイにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、他人に迷惑になるような騒ぎ方をする人です。
陽気が成立するのは、周囲も明るい気分でいられる時です。
さもなければ、ただの傍若無人です。
「ユウガギク(柚香菊)」の豆知識
「ユウガギク」の名前は、「ユズ(柚)」の香りがする菊という意味です。
花にはこれといった香りがありませんが、葉をちぎるとやや柑橘系の香りがあります。
まとめ
「ユウガギク」は見慣れた姿の花で、しばしば風景に紛れてしまいます。
花言葉を知れば、存在に気付き、その美しさを楽しむ機会も増えるでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。