高級品もお手頃品種もおいしい「メロン」は、ウリ科キュウリ属の甘味種の総称です。
インド原産で、いわゆる「メロン」と呼ばれる西洋系品種と、「ウリ」と呼ばれる東洋系品種に分けられ、様々な品種が栽培されています。
花はウリ科特有の黄色い花弁が5枚ついた姿で、受粉後2ヶ月程度で果実が実ります。
収穫期は7月から8月です。
今回は、「メロン」の花言葉について解説します。
「メロン」の花言葉
「裕福」「豊富」「多産」「飽食」といいます。
良い意味ですが、少々意味深になりやすいため、個人への贈り物より、意味の合うお祝いなどの場面に向きます。
「裕福」
ひょろりとした「キュウリ」と比べ、丸々と太った「メロン」の姿から付いた花言葉です。
一方、「メロン」が果物の中でも特に高値で、裕福な人向けになりやすい事も意味が合います。
日本では、「お金持ち」という言葉に対して、愛憎入り交じった感情が含まれてしまうため、あまり素直な褒め言葉にはなりません。
個人相手より、経営が安定した会社の創立記念のお祝いなどに向きます。
自分に対しては問題ありません。
裕福になりたい気持ちを込め、デザートやおやつで食べるのも良いでしょう。
「豊富」
球形の果実は充ち満ちた様子をイメージさせます。
また、切った時にも、豊富な果汁が滴る様子も、中の種子が多数ある様子も、この花言葉によく合います。
財産にせよ知識にせよ人脈にせよ、何かがたっぷりある人へ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、体重の増加を気にしている人です。
他に具体的な褒めるポイントがないと、太っているという悪口に伝わってしまいます。
「多産」
高級「メロン」の場合、1株に1玉しか実らないように見えますが、あれは摘果した結果で、本来は複数果実を付ける植物です。
ここから付いた花言葉です。
一方、果実の中に種子が多数ある事も、意味が合います。
複数回出産した親しい友人へ贈るのに向く花言葉です。
一方、関係の浅い相手に対しては、子供の人数が多い少ないは、踏み込みすぎになるので、単に「出産」を祝う言葉にした方が良いでしょう。
「飽食」
飽食とは、「食べ物が充分にある状態」を指します。
丸々として果肉のたっぷりある「メロン」のイメージから付いた花言葉です。
一方、飽食は、キリスト教の「七つの大罪」の1つに挙げられている悪徳の側面もあります。
これは、「メロン」の高価さから、これを買うような金持ちは、食べ物を飽きるほど食べているというイメージです。
素直に考えれば、食べられるものがあるのは良い事でしょう。
食べるのに苦労しないように、と願いを込め、子供へ贈るのに向く花言葉です。
まとめ
「メロン」はおいしい果物です。
花言葉を知れば、更に深い意味がある事にも気付くでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。