「メドーセージ」は、シソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草です。
本来は「サルビア・プラテンシス」の英名ですが、日本では「サルビア・ガラニチカ」の呼び名になっており、ここでも「サルビア・ガラニチカ」として扱います。
アメリカ大陸原産で、鑑賞用に流通していますが、暑さ寒さに強く、痩せた土地でも肥えた土地でも咲く丈夫な花です。
花は濃い青から深い紫色で、萼は黒く、直立した花茎に等間隔に連なって咲きます。
花期は6月から10月です。
今回は、「メドーセージ」の花言葉について解説します。
「メドーセージ」の花言葉
「燃える思い」「知恵」「尊重」という、サルビア属共通の花言葉が付いています。
贈り物に向く花言葉ですが、恋愛のイメージもあるため、誤解させない配慮は必要です。
「燃える思い」
サルビアは下から花が咲き上がっていく性質があるため、これを燃え上がる炎に喩えた花言葉です。
炎というと赤いイメージですが、日常生活で1番よく見るガスレンジの炎は青なので、実際のイメージとも合います。
恋の告白など、強い感情を伝える時に向く花言葉です。
「知恵」
セージは英語で「賢者」「聖人」を意味する「セージ」と同じ綴りです。
彼らは知恵で人々を教え導いた事から、この花言葉が付きました。
また、セージにはハーブとして民間療法などで使われる品種があります。
人を癒やす医師のイメージからも、理解出来る花言葉です。
学歴や仕事の実績などで、知恵を感じさせる人へ贈るのに向きます。
頭を使わず失敗しがちな後輩に贈り、たしなめるのも良いでしょう。
「尊重」
こちらも「賢者」のイメージが元になっています。
彼らの言葉が正しく信頼出来るものとして、人々に尊重された事によります。
発言が重く正確で、人々が無視出来ないような人へ贈るのに向きます。
一方、発言が軽く、人に呆れられ軽んじられている人への助言としても役立ちます。
「メドーセージ」の豆知識
「メドーセージ」は、「サルビア・ガラニチカ」を指しますが、これは流通業者の誤用が元になって付いてしまった名です。
具体的には「サルビア・プラテンシス」の英名と取り違えたものです。
いずれも紫色のサルビアで、確かに見間違えやすい見た目です。
「メドーセージ」とは、「牧草地のセージ」を意味し、「プラテンシス」も「牧草地の」という意味で、よく合います。
一方「ガラニチカ」は、原産地であるパラグアイの先住民「グアラニー族」が、お茶として利用していた事から付いた名で、牧草地とはあまり関係ありません。
まとめ
「メドーセージ」は存在感のある美しい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。