「メタセコイア」はヒノキ科メタセコイア属の落葉樹です。
かつては絶滅種であると考えられていた木で、化石でのみその姿を確認することができるものでした。
しかし20世紀半ばに中国の四川省にて自生していることが確認され、一躍有名に。
今ではイチョウやソテツなどと共に「生きた化石」と呼ばれ、太古の姿を今に伝えるものとして大切にされています。
ちなみに花は枝から穂状に垂れ下がるもので、色は黄色〜黄緑色。
鮮やかな色の花びらなどはなく、落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。
開花期は2〜3月です。
「メタセコイア」の花言葉
「メタセコイア」の花言葉は「平和」です。
平和は幸福で健全な社会の礎となるもの。
ゆえにどこに植えてもマッチする、ポジティブで良い花言葉であると言えるでしょう。
事実、「メタセコイア」は公園、街路、学校など様々な場所でその姿を見ることができます。
また全国各地の平和公園や平和の森、平和に関連する施設などにおいてもよく植えられており、そういった場所ではメタセコイア広場やメタセコイア並木があることも珍しくありません。
加えて、同じく「平和」という花言葉を持つオリーブと共に植えられることもあります。
なお、花言葉の由来については不明です。
「メタセコイア」の豆知識
「メタセコイア」は約1億年前から約200万年前までという非常に長い期間にわたって繁栄したと考えられている木です。
日本を含む広い範囲に分布していたと考えられているほか、最初の「メタセコイア」の化石は日本人によって発見されました。
生きた「メタセコイア」が再び日本にやってきたのは1949年のこと。
こうして「メタセコイア」が保護され、日本にやってくるまでには日本や中国、アメリカをはじめ世界各国の人々の協力がありました。
また今では「メタセコイア」は再び世界に広がっているほか、東京都葛飾区の水元公園など「メタセコイア」の名所がいくつも存在しています。
まとめ
「メタセコイア」は「生きた化石」とも呼ばれる、ヒノキ科の落葉樹です。
太古の姿を今に伝える木として知られていますが、日本の気候に合うこともあり街路樹や公園樹などとしてよく利用されています。
花言葉は「平和」。
その由来は不明ですが、平和の象徴として平和公園などにもよく植えられています。