「ムラサキナズナ」は、アブラナ科「ムラサキナズナ」属の多年草です。
地中海沿岸から西アジア原産で、園芸品種も多数作られており、日本には明治時代に渡来しました。
花は直径2cm程で、紫色の花弁を1株に多数咲かせます。
花期は4月から5月です。
今回は、「ムラサキナズナ」の花言葉について解説します。
「ムラサキナズナ」の花言葉
「君に捧げる」「つつましやかな物腰」といいます。
比較的良い意味で具体的な言葉が揃うため、意味が合う人への贈り物に合います。
複数の人に対して飾る時は、意味がぼやけたり見当違いになるので、あまり向きません。
「君に捧げる」
可愛らしい「ムラサキナズナ」の花は、気品があり派手すぎず、気持ちを伝える贈り物によく合います。
そんなところから付いた花言葉です。
もう1つの由来は、「ムラサキナズナ」の学名「オーブリエタ・デルトイデア」に因ります。
18世紀のフランスの植物画家「クロード・オーブリエ」は、各地で採取旅行し、様々な植物の絵を残しました。
その功績を讃え、植物学者「ミシェル・アダンソン」によって献名され、「オーブリエタ」の名が付いたのです。
恋の告白やプロポーズに、「心を捧げる」という意味で贈るのに向きます。
単純にプレゼントに添えたり、ラッピングのデザインに採り入れるのも良いでしょう。
この花言葉を添えるのに合わないのは、貸したり売ったりするつもりの時です。
喜ばれてしまった後、勘違いを指摘するのは非常に気まずいものです。
同じ理由で、旅館やホテルの部屋に飾るのもよくありません。
備品をとられる可能性は、減らすに限ります。
「つつましやかな物腰」
「ムラサキナズナ」の花は、可愛く整っていますが小ぶりで、草丈もせいぜい20cm程です。
そんなつつましい様子から付いた花言葉です。
物腰が柔らかく控えめで、相手を立ててくれる人へ贈るのに向く花言葉です。
大きな成功で気分が良い時、「ムラサキナズナ」の花を眺め、自分が思い上がった態度を取っていないか、省みるきっかけにするのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、過剰にへりくだり、相手を褒めちぎっておだて、持ち上げる人です。
こういう人は、腰が低そうでも押しが強く、やめろといっても引き下がりません。
始終自分のペースに持ち込もうとし、全く慎ましさに欠けるものです。
まとめ
株いっぱいに咲いた「ムラサキナズナ」は、可愛らしく、また美しいものです。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。