「ミツバアケビ(三葉通草)」はアケビ科アケビ属の蔓性の落葉樹です。
海外では中国、国内では北海道から九州にかけて分布し、山野に生育し、他の樹木に絡まったり、地面を這ったりしながら繁殖していきます。
花は濃暗紫色で、雌花は萼片が反り返り玉状になり、雌花は花弁(萼片)が3枚付きます。
花期は4月から5月です。
9月から10月頃、果皮が割れ、黒い種子をたっぷり含んだゼリー状の果肉が露出します。
今回は、「ミツバアケビ」の花言葉について解説します。
「ミツバアケビ(三葉通草)」の花言葉
「才能」「唯一の恋」「誘惑」「生命力」といいます。
同属の「アケビ」と共通する花言葉です。
比較的良い言葉が揃いますが、恋の言葉もあるため、意味は正しく伝えましょう。
「才能」
果実はおいしく、若芽は食べられ、種からは油が取れ、蔓は籠編みに最適であるなど、様々に役立つ事から付いた花言葉です。
才能を活かし活躍している人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、「才能を見せたら、仕事が増えるから」と出し惜しみする人です。
それが駄目とは言いませんが、使って見せないなら、他人がその人に才能がないと思うのは当たり前です。
「唯一の恋」
アケビ属は雄花と雌花を多数付けますが、自家受粉出来ず、他の植物と比べ受粉できる機会が少なそうに見える事から付いた花言葉です。
恋の告白に添えるのに向きます。
最初の恋人へ、愛情表現として贈るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、交際経験が複数回ある人です。
指摘され、「今までのは本気の恋ではない」というような事を言ってごまかそうとすると、「次の相手にも同じように言うのだろう」と、不信感を与えるだけです。
つまらない嘘はやめましょう。
「誘惑」
「ミツバアケビ」の果皮が開き、甘い果肉を見せる性質が、人を誘惑しているように見える事から付いた花言葉です。
恋のアプローチとして贈るのに向きます。
魅惑的な相手に贈っても良いでしょう。
「生命力」
繁殖力が強く、蔓があちこちに絡みつく事から付いた花言葉です。
バイタリティに溢れ、活動的な人へ贈るのに向きます。
今ひとつ活力のない人に、元気を付けて欲しいという願いをこめて贈っても意味が合います。
まとめ
「ミツバアケビ」はおいしい果実です。
花言葉を知れば、更に様々な性質にも気付くでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。