「マーキア」という木をご存じでしょうか。
和名で「イヌエンジュ(犬槐)」とも呼ばれる、日本、中国、ロシア原産のマメ科イヌエンジュ属に属する落葉高木です。
中国で尊ばれた「エンジュ」の仲間で、樹形がよく似ているため「イヌ」の名前が付けられました。
また「マーキア」という名はロシアの植物学者「Maack」の名前に由来しています。
今回はそんな「マーキア」の花言葉について、詳しく紹介していきましょう。
「マーキア」の花言葉「上品」
「マーキア」の花言葉ひとつめは「上品」です。
これは「マーキア」の白い花が蝶のような可憐な形をしており、また樹形が美しいことから来ています。
「マーキア」は排気ガスにも負けない丈夫な木ですので良く街路樹などに使われています。
日本原産なので育てやすく、受講も15mくらいまでしか育たないためお庭のシンボルツリーにぴったりの木です。
「マーキア」の花言葉「幸福」
「マーキア」の花言葉ふたつめは「幸福」です。
これは古来、中国で高官に出世した人が庭に「エンジュ」を植える風習があったため、「出世の木」や「長寿の木」とされていたことに由来します。
日本でも魔よけの力があるとされ、神社などでも見ることが出来ます。
新しく家庭を持った方や新築の家などに「マーキア」を贈れば、たくさんの幸福をもたらしてくれるに違いありません。
「マーキア」の花言葉「慕情」
「マーキア」には「慕情」という花言葉も付けられています。
「マーキア」の花や種には「ルチン」という薬効成分が含まれており、止血や高血圧予防効果があるとされてきました。
その美しさと有用性から人が集まり、慕われたことから「慕情」という花言葉が付いたと言われています。
また「マーキア」の葉は短い毛が裏面に生えていて柔らかいフェルトのような手触りがします。
蝶のような可憐な花といい、いずれも「慕情」にふさわしい姿です。
「マーキア」の豆知識
「マーキア」とよく似ている木に「エンジュ」と「ニセアカシア」があります。
見分け方は「マーキア」の幹はダイヤの形裂け目が入り、棘が無くサヤ上の実が生るのに対し、「エンジュ」は幹が縦に裂け、棘が無く数珠状の実が生ります。
また「ニセアカシア」は幹が縦に裂け、棘があることが特徴です。
まとめ
「マーキア」は庭木よりも材木として活用されていることが多く、「エンジュ」と呼ばれていてもほとんどの木材は「マーキア」が使われています。
幸福を呼ぶ「マーキア」をあなたのご自宅でも育ててみませんか。